" Nikon 8 x 30 8.5 ° " そう刻印された双眼鏡を持っている。 購入したのは20歳になった頃だから58年も前に購入した物だ。 僕の身の回りに有るものでこんなに長持ちして、今も現役で使っている物は他に無い。 まあ、その他の物で年数だけは同じくらい長い物には山歩きに使っていた国土地理院の地図があるけれど・・・
中学生の頃、 焦点距離が60cm ほどのガラス玉レンズを入手し、 鏡筒は厚紙で望遠鏡を作って遊んでいた僕、 隣のお金持ちの家のオジさんが持っていたニコンの双眼鏡を覗かせてもらい、 その視野の広さや遠くの物が良く見える事に驚き、 「大きくなってそんなのが買える様になったら、僕も手に入れたい」と心に誓った記憶が残っている。 そんな訳で入手した双眼鏡、 今も時折夜空を眺めたり、 旅先に持って出たりしています。
一方の国土地理院地図、 昔は初めての山域への山行の都度、新宿の紀伊国屋書店で必要な地域の地図を購入したものだった。 しかしその後国土地理院が5万分の1の地図をWebで公開、 それの一部をプリンターで印刷するのが容易になって以降、 地図の購入はほとんどなくなりました。 まあ水溶性インクのプリンタで出力したものは雨で濡れたら、 とても見られなくなりますが、 そんな雨天の中を歩き回る縦走の様な山行形態で出かける事のなくなった今、 自宅でのインクジェットプリンタ、 コンビニに置かれているレーザープリンタなどで地図は印刷して使用することがほとんどになりました。