バス停の地面に老婆 @国立駅前

2023-10-16 20:26:47 | タナカ君的 日常

 昼飯時に銀行のATMに用事が有って国立駅南口まで出かけた。 銀行のロビーにはテレビの「駅前ピアノ」番組の様にピアノが置かれていて、 中年の男性が手慣れた感じで知らない曲を奏でていた。 その時に感じたのは「美しい曲」と言う肯定的なものでは無く、「うるせーな、 もう少し音量を下げた演奏が出来ねーのか!」の気持ちだった。

 

 そんな銀行の帰り道、 国立駅南口 ロータリーの西側を自転車でゆっくりと走行し、 駅に向かって居た時の事。 島式になったバス乗り場で地面に横たわっていた白髪の老婆が見えた。 彼女は地面に手を突いて立ち上がろうともがいて居る様にも見えた。 地面には彼女の持ち物と思しき袋物も置かれていた。 彼女は助けを求める声をあげるでも無く無言。 その脇に近付いた時に声を掛けてみた。

 「おばさん、大丈夫? 起き上がれる?」と。 そしたら彼女、声を出さずにこっくりと頷いた。 それを見て、それ以上のお節介はせず、 駅の北口へ向かって走りすぎました。

 

 これに近い事が暑い時期に家の近所の公園への通路でも有った事を想いだした。 公園に向かう通路には大人の胴体程の太さのドングリの樹があるのだが、 その樹の傍らで体育お座り姿勢でお尻を地面に着け、 背中を樹の幹に預けた老女が居た。

 そこを通過する時に声を掛けた、

 「おばさん休憩ですか?」と、 その時のおばさんもこっくりと頷いただけだったなあ。

 

 俺が怪しい危険人物に見えて、 「会話はお断り」そんな気分であったりするのかな~?

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