稲穂でアート@平泉近郊

2014-10-08 08:50:49 | タナカ君的日常
 岩手県生まれの友人が田んぼに作られたアートの写真をメールで送ってきてくれた。 「平泉 弁慶」と読める文字と、薙刀を小脇に構えた弁慶の立ち姿が色の異なる稲の品種を使って見事に現されている。 「列車の車窓から見えたの?」と聞いたら、「いや、 姪っ子の車に乗って見に行った」、 「絵が見渡せる陸橋の上から撮影したんだよ」との話です。

 弁慶の絵もさる事ながら、 さすが米どころ、稲穂が黄色く実った田圃の広がりも見事な風景です。

 そんな人間の半年間、 いやプランからデザイン決定までも含めれば優に1年仕事か? その1年間の結晶がこの田圃アート。


 昨日は「青色発光ダイオード開発に貢献した赤崎・天野・中村、3氏へのノーベル賞受賞決定」のニュースが流れた。 夜7時からのNHKのニュース番組では時間を延長して赤崎氏の記者会見の様子を流してましたね。

 赤崎氏が、発光素子の素材として使われている窒化ガリュウムの研究に手を染めたのは40年以上も前だとの話。 そして僕らが知るように日亜化学工業に在籍されていた中村氏が高輝度の青色発光ダイオード開発成功し、 会社が開発成功をアナウンスしたのが20年ほど前だった。 だからこちらは研究に着手してから成果が出るまでの期間が20年以上、 息の長い仕事だったのです。

  久しぶりに明るく嬉しいノーベル賞受賞決定のニュースでした。
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カラーフィルムでフィルター作成

2014-10-07 08:46:04 | 雪の結晶撮影
 冬に向けて雪の結晶撮影用の道具作りを始めたことを先日書いたばかり、 実は雪の結晶撮影には目標とするお手本があります。 ロシアの写真家さんが公開しているブログの中にある

素敵な雪の結晶写真です


 昨シーズン雪の結晶撮影にやっていたのは背景光にRGBカラーLEDを用いること、 今は結晶の背景となっている色を真似ようと努力中なのです。 そのために複数色のカラーLEDを並べて背景光源を作って、


 被写体にティッシュペーパー片を雪に見立てて撮影してみたら、こんな感じになりました。 幾分かは近い感じがしないでも無いが、しっくり来ない。

 そこで思いついたのがポジ・カラーフィルムを使って背景を作ること。 早速試してみました。お手本の結晶写真をペイントソフトに取り込んで、

 画像の背景色の中の暖色系の部分と寒色系の部分の色をスポイトで取り出し、 それで2色の背景画面を作ってみた。


 その背景画面を雪の結晶撮影に使うマクロレンズ付きのカメラでフォーカスをずらして撮影するとこんな感じになりました。 お手本の写真の色合いとかなり似てきましたね。 実際に白色光源をバックライトにしてお手製2色カラーフィルターを作って撮影してみたらどうなるか、やってみなくちゃ判りませんが、 ワクワク感一杯の作業です。  このために久しぶりにカメラのキタムラに行って、カラーのポジフィルムを購入しました。


 フィルムカメラも探してみたら、家に残っていました。 カメラ屋さんでは「フィルムの現像所は日本国内では四国の高知県にあるだけ」、 「そこに送って、現像、返送の手続きが必要なので、最低一週間は見て欲しい」そんな話を聞きました。


これを下の順番で配置して撮影に使うのです。 


カメラ

雪の結晶

試料搭載台

空間

2色・カラーフィルター

白色・LED背面照射光源
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台風・避難勧告や避難指示

2014-10-06 10:52:08 | タナカ君的偏見
 台風18号が浜松付近に上陸して北東方向に進行中だ、 立川にある我が家の周辺は昨夜の内から強めの雨が降り続き、 今(6日午前10時05分)は風の咆哮が耳につく様になって来た。 そんなだからNHKのテレビ画面は台風関連の情報を垂れ流す状態が続いている。 交通機関の運行情報、 河川の増水した様子、レーダーによる降水情報等を画面にてんこ盛りして放送している。

 それらは良いのだが、 各地の自治体が住民向けに出した避難勧告や避難指示の情報として、発表されたままの数字を 文字やアナウンサーの音声を交えて垂れ流している。 それは避難対象地域、世帯数、人数の3点セットの情報なのだが・・・ 千あるいは万を越える世帯数や人数の場合でも1の位の数字まで、 例えば 「13,637人」の如く表示し、 読み上げている。 読んでいるアナウンサーさんは、原稿を読んでいて「馬鹿馬鹿しいな」と思わないのだろうか?

 住民にとって必要な事は「暮らしている地域に避難勧告や避難指示が出ているか?」じゃ無いのかな? 「それは地域の行政機関が住民に伝達すべき事!」そんな判断が報道機関にあるとするなら、 あそこまで細かな数字の情報を伝える事なんか無いんじゃないの? 「手抜き番組作りの一環として行政の出している長ったらしい数字を、 さも大事そうに垂れ流している」 そう言う事なら、それはそれで意味はわかりますけどね。
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御嶽山・噴石被害

2014-10-05 07:59:59 | タナカ君的偏見
 昨4日の夜7時半からNHKで放映されたNHKスペシャル番組「緊急報告 御嶽山噴火 ~戦後最悪の火山災害~」を見た。

 救助隊が撮影した山頂周辺の映像では、 山小屋の屋根が突き破られたであろう穴、 堆積した火山灰に噴石が着弾して出来た月面クレータの様な多数の凹みの様子を鮮明な画像で見ることが出来た。 (Top画像は番組で放映されたものではありません、Google上から借用したものです) 

 噴火翌日辺りには登山者が撮影した動画で噴石の飛ぶ様子やそれが着弾したした時に生じる砂煙の様子を恐ろしい光景として見ていたのだが、 昨晩放映された鮮明な画像は、 より強烈な印象として僕の脳裏に焼き付いた。
 

 その番組の中では火山の噴火予知の難しさ等を述べる予知連絡会議の親玉などを登場させていたが、  「彼らが市町村に対して発しているテキストベースの警戒情報などはほとんど役立つ情報じゃ無さそうだ」 と思ったり、 警戒情報等を出す元となっている 「日々の観測で得られた火山性微動の発生回数の状況を示すグラフなどを、 そのまま気象庁のWEBサイトあたりで見たい人には誰でも閲覧出来る様にしてくれる方が今後のためにはなるんじゃないか?」と思ったりして眺めてました。 それを見て、個人の判断で入山を決めれば良いのです。 気象関係のデータを見て、数日先の気象状況を予測する、それほどの信頼性は地震関係の観測データからは得られないとしてもです。

 そして火山の噴石被害の画像を見ながら別の想いにも浸っていました。 それは 「シリアやイラクなど中東地域、 イスラエルと隣接するパレスチナの地で空爆で壊された建物周辺ので暮らす住民の人々が抱いているであろう恐怖感、 あるいは空爆を行って来る国々に対する憎悪感はいかばかりのものか?」

 元はと言えば、 欧米諸国が第2次世界大戦後、彼の地にイスラエル国家を作らせたり、 イラクの政治を強権で抑えこんでいたフセイン政権をぶっ潰したアメリカの軍事行動が今の混乱の原因じゃ無いのかい? などと思わずにはいられない。 

 「イスラム国はテロリスト」そんな理由で空爆を始めた米国やそれに加担するアラブの金持ち国、 それだって油田施設の有る地域を確保して原油が生み出す富を軍資金にして活動するイスラム国、 それを嫌って「テロリスト集団」のレッテルを貼って攻撃を始める国々、 「なんだかなあ~」の想いへと飛躍して行くのです。
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穴あけ工具・ニブラー

2014-10-04 16:40:05 | タナカ君的日常
 ブリキ板に直径30Φほどの綺麗な丸穴を開けたくて、そんな加工が出来る工具を買いに秋葉原に出かけて来た。 心の中では「かって昔ラジオ少年だったころ、鉄板に真空管のソケットを取り付ける丸穴を明ける時に使った事のあるシャーシパンチを入手すればOK」 の気持ちがあったけれど、 どうやらシャーシパンチの需要は少なくなって、その工具を作っているのは宝山工具一社になってしまっているようだ。 そのためか値段が7千数百円と予想外に高価な値段がついていました。 そこで代わりに「ニブラー」と呼ぶ2千円弱の工具を購入して来た。 

 購入したニブラーは 被加工物に 8mmΦほどの下穴をあけ、 そこに工具の刃先を挿入して、ハンドルを握って刃先を上下させると、5mm x 1.5 mm ほどの小さな短冊形の断片を切り出してくれるのです。 それを連続して切り進んで行くと写真の様な円形に近い形の穴明け加工が出来たりします。 勿論直線的に切り進んで行けば、四角形の穴明けだって出来るわけです。

 安曇野生活を終えて、 東京に戻ってからこのかた、冬に向けて雪の結晶撮影用の道具作りの作業に少しづつ取り掛かり始めました。
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猫に餌やるジジイやババア

2014-10-03 11:09:04 | タナカ君的日常
 武蔵野での僕のお気に入りの散歩道、 何度か紹介したことあるけれど、 それは元・立川基地への引き込み線用地跡に設けられた立川・国分寺・国立にまたがる緑道だ。 その緑道はそれぞれの市に依って管理されている。 今朝は「高齢者人材センター」そんな刺繍の入った帽子をかぶったオジさん数名が植え込みの下草の除草や落ち葉やゴミの清掃をしてくれていた。 その清掃の過程で植え込みの中から拾いだした餌やりの残骸ゴミが何箇所かで路上に出されていました(Top写真)。

 一方、その緑道のあちこちで、猫に餌を与える事を使命にしているジジイやババアが何人も出没して居るのですが、  彼ら全員が残置する猫のエサの総量は猫が持て余すほどの量となる。 そんな餌やりする人達の大半は年代的に60代以降と見受けられる。 そして「自分はきちんと猫が食べ残した餌は片付けている」と主張するおばあさんも居れば、茂みの中に身体をツッコミ、背中が見えていたおばさんに「オバサンさあ・・・」と話しかけた時には「私はオバサンじゃーありません(もっと若いです)・・・」と反撃くらった事がありましたっけ。


 そして今朝出会ったこの写真の遠くに見える男性は「私は必ず月曜日には片付ける様にしている」等と取ってつけた様な反論をして来た訳だが・・・、 公共の場の一画に最終的には悪臭を放つゴミとなる物を残置しつつ「一週間に一度片付けているから良いだろう(多分片付けて居ないのだが)」とは「盗人たけだけしい」としか思えない。
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死者の尊厳?

2014-10-01 10:00:47 | タナカ君的偏見
 木曽の御嶽山が噴煙をあげて5日が経過、 噴火した時刻は昼近くて、 晴天に恵まれた当日の頂上付近には多くの登山者が到達していた時刻だったために、 死者・重軽傷者多数が出る大惨事となってしまった。

 その被災者の救出活動に警察・消防・自衛隊などの組織から数百人規模の人数が動員されて活動されていると聞く。

 爆発があった翌日の山頂付近で救助活動に従事する彼らの姿。 「俺だったらあんな場所に出動したく無いものだ」と想いながらTV画面を見つめていました。

 ところで報道される被災者数の情報にはすごく違和感を感じるものもあるし、 救助活動にも違和感を感じる所があります。

< 死亡者 と 心肺停止者 >

 心肺停止と判断しても、 それを死亡者とカウントしないのは何故なんでしょう。 病院に運んで医師による死亡確認がなされないと死亡者として扱わないのでしょうか? そんな区別をする事にどんな意味があるのでしょう?

< 救出活動 > 

 負傷して動けない、 そんな状態の登山者が居たら救助してあげる。 それを第一優先にするべきなのは論を待たない。 だから「当面死亡していると判断される人がいても、 当座は現場に残置しておく」そんな事も有りだと思う。 しかし噴火発生から3日経過してからも相変わらず「死者10名、心肺停止24名」とほとんど変化しない数字が報道されつづけている。

 自分が麓で待つ遺族の一人であったなら 「山小屋に運ぶ荷物の様に、多くの遺体をまとめて網に並べてでも良いから、 手早くヘリコプターに吊り下げて運びおろしてくれないか」そうお願いしたくなる。

 なんで 少数の搬出した遺体(?)をヘリコプターから降ろしたり、 自動車に載せる時、 大勢の人間がブルーシートを持って、その様子を外部から見えない様に手間暇かけて作業しているのか? そんな気持ちでTV画面を見ています。

 動かないで横たわっているいる登山者(多分・死者)が背負っているザックだけでも身体から外して下に下ろしてきてあげれば、 内容物から遭難者の氏名も知れて、麓や自宅で焦燥感をつのらせて待つ家族の気持ちも落ち着くだろうに。 そんな事も考えています。

 兎に角、噴煙を間近にする山頂付近の現場は危険な場所のはず。 「死者の尊厳」なんてこともあるだろうけれど、 少々荒っぽくても良いから、 救助活動されている方々、手っ取り早く作業を済ませ、無事に家族の元に戻られます様に!

 昔読んだ本ですが、 岩壁登攀で事故死した遺体を麓まで下ろす時 「急峻な岩壁からシートでくるんだ状態で投げ降ろした」 そんな手段を取って遺体を麓に降ろしたとの文章を読んだ記憶があります。

 そして最後、木曽の御嶽山と浅間山、 日本百名山登頂を目指していたのに、 その二つの山頂を残して癌のために若くして亡くなった岳友のことを思い浮かべながら、 今回の噴火で倒れた人々の冥福を祈ります。 

 
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