横浜田舎物語

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THE BEATLES " EIGHT DAYS A WEEK " The Touring Years

2016-10-02 | お気に入り


先日手元に届いたアルバム、その関連のドキュメンタリー映画です。

一般的な映画ではないので、上映館が少ない、その上1日1回なんてところもあるし
ちょうどいい時間帯、調べたら川崎のTOHOシネマズのみ、
ちょっとめんどくさかったけど、そんなことも言ってられないので行ってきました。

映画は基本一人が好き、ましてこの手のは趣味が一致しないと誘えませんから

京浜急行の川崎駅前にあります。川崎はJRで行くことがほとんどだし、

京急側はずいぶん長いこと来てなかったなあ  すっかり様子が変わってました。

商業ビルの7階が映画館フロア

土曜日です。かなりの人が列を作って券売機に並んでいます。

前日、HPで確認したら、すでにかなりの席が埋まっている
たった150席の小さな劇場です。

久しぶりにネット予約しました。

ですから、当日チケットを自分で出さなければいけない

多分そうだろうと並んでいる人の最後部に、前の若い女性に「ネット予約の発券はここでいいのかしら?」

「多分・・・」

でもどうも様子がおかしい、結局この列は、窓口の代わりに自分で観たい映画のチケットをボタン押して
買うところでした。

よく見たら、小さなカウンターに係が二人だけ、ほとんど人は発券機を使ってます。

そして、ネット予約の方は・・ありました。

以前はクレジットカードが必要でしたが、今は予約番号と電話番号を入力すれば発券されるんですね。

う~~ん、また新しいことが、付いていくのに必死です。

館内はすでに照明が消され、予告が始まっていました。

ほとんど満席のような、予約しておいて正解でした。

暗いからよく分からないけど、周りを見ると中高年ばかり
皆、初期のころからのファンなのでしょうか?

始まりました。

最初から衝撃が・・胸が熱くなって、涙すら出てきました。

彼らがデビューする前後から、一気に世界のトップに駆け上がって行く様子
こんなに長い間ファンのつもりだったのに、知らなかったことがあまりに多かった

彼らのマネージャーであるブライアンエスプタインとの出会い、そしてそのすべてに驚かされ、
引き込まれていく世界中の若者たち

もちろん私もその一人でしたが

世界各地を回って開かれたコンサートには、泣き叫び、失神する少女たちの姿がどの会場にもありました。

大人はばかばかしいと眉をひそめたでしょう。

いつの時代もそれは繰り返されます。

その彼らも、今では初老の域、当時を思い返して自分がばかだったと思うかしら?
いや、ぜったいそんなふうには思わないはず
だって、夢中になった相手がBeatlesなんだから

映画を観ながら、ライブ映像になると声には出さないけど、口ずさんでました。
どれもこれも懐かしい・・全部知ってるよ、歌えるよ

時としてスタンディングしたい衝動に駆られました。
それはきっと私だけではないはず
でも、皆さん、すっかり日本人の大人になってしまったんですね。

彼らの栄光も苦悩も教えてくれたドキュメンタリーでした。

そして改めて彼らのファンで居続けたことを誇りに思いました。

記念だからと珍しくパンフレットを買いました。









このパンフレットの中には著名人のコラムがありますが、それを読んで、
彼らにお詫びしなければと思ったことがあります。

それは、ロックバンド”TRICERATOPS”の和田唱さんのコラムから
自ら20年もの間バンド活動をしている彼ならではの言葉です。

<本作で再確認できるのは、4人の驚くべき音楽的能力である。当時のライブ映像や音源から
「演奏技術が高くなったのではないか」という声もあるが、とんでもない。
楽器の音はアンプを通じてのみ、ドラムの音は生音で届けられていた。
観客の大歓声、金切り声で満足に音程も取れなかったはずなのに、きちんと歌と演奏が成立していること
自体がすごいのだ。
特にミュージシャンなら「自分の歌なんてろくに聴こえない中で、動じずにこれだけのパフォーマンスをしていたのか」
と、考えると感動するだろうし、シュミレーションしてみたほうがいいと思う>

そうなんです。ど素人が、今回出たCDの音を聴いて、やれへたくそだの、幼いだの
何もわかっていないくせに、言いたい放題・・ごめんなさい

今さらだけど、この前の記事に書いたことは撤回します。・・反省

今では当たり前のようになった、野球場やサッカー場などスタジアムでのライブコンサート

当時としては珍しい、というか彼らが初めてアメリカで行ったようです。

それだけでもすごいわ、バックバンドがいるわけでもなく、たった4人で、ギター3本とドラムスだけ
それであの音が出せたということは・・う~~ん、ただただすごかったとしか言いようがありません。

感動に浸って帰路につきました。

ここで話は終わりたいところですが、今回もおまけがありまして

映画館は京急川崎駅前です。川崎市です。横浜市ではありません。

それなのに、なぜか・・京急鶴見と思い込んでしまっていた。
前夜、地図を見て確認していた時は川崎と認識していたはず、

電車の時間も調べて、川崎で降りるはずだったのに、なぜか京急鶴見で下車

駅を出て、インプットしたはずの地図を思い出しながら歩き出した、けど・・
<おかしいなあ 確か駅の真ん前に建物があるはずなのに

仕方がない、ここは日本だ、聞いてみよう

何人かの人に尋ねました。若い人ならと、子供連れのママさんにも聞いたし
お店の人ならばと、アジア系の店で働いている、外国の人にも聞いたけど???

商店街なのでお店の人に聞くのが手っ取り早い、とばかりに次の店に
少し年配のご夫婦が、
「わからないなあ この辺にはないよ、ああもしかしたら川崎と間違えてない?」

ここで我に返りました。あああまたやっちゃった

映画は11:15から、すでに11時を回っています。

急いで駅に戻る、次の電車は、さっき乗ってきた電車の10分後、少し待って乗り込みました。

エアポート急行だから川崎は次、映画館のビルは本当に目の前にありました。

そして冒頭につながるのです。

やれやれ、しかしなぜ鶴見と川崎を?
昔から京浜工業地帯の中心地域です。

自分の中でどこか同じ風が吹いていたのでしょう。

まったく転んでもただでは起きないというか、何もないことの方が少ないのでは?
誰かと待ち合わせしてなくてよかった、それだけが救いでした。


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