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びわ湖一周ロングライド2012 前半編

2012-03-21 | 自転車
2012年3月18日


いよいよ【びわ湖一周ロングライド2012】当日です。

なにより、なにより心配だったお天気は 気温は案外高く朝から9℃とか

予報だと、昼ころには晴れ間も見えるらしい、持ち込もうと思っていた雨具はホテルで留守番

午前4時半起床

急いで身支度をして

会場、出発点はホテルのすぐ横、こんな便利なところにあるとは知らずに予約したのですが
ラッキーでしたね

まだ外は真っ暗

ライトをつけてもこんな暗い道を走ったことが無いので少し怖かったけど
そんな不安を和らげてくれたのは

    
       

浅井三姉妹のゆるキャラでした。


それでも続々と集まってくる参加者の姿を見ると緊張感もピークに
この見かけ倒しの小心者は過呼吸寸前に・・・

いろんな思いが交錯します。

でももう”賽は投げられた”行くしかないのです。

出発順は申し込み順、前日、これもホテル隣のイベント会場でこんな催しがありました。

会場に入るとまず、受付、背中に付けるゼッケンをもらいます。



そして、中ではトークショーの真っ最中



真ん中の方がプロの三船雅彦さん

詳細は説明するよりコチラで、彼のブログです

ほんの少しの時間でしたけど、さすが、プロの話は納得のいくことばかり
聞いてよかったと、その時は少しの自信があったのですが・・

さて第一グループ出発です。

1200人もの人が出走するのです。

全員が無事故でこの場所に戻れるよう、スタッフの思いは、最後まで行き届いたものでした。

午前5時45分、第一グループの第一陣が出発、その後人数を区切って順番に出発です。
私たちは5時50分の出発でした。

走り始めて間もなく夜が明けました。

そこは見たことのある道路、一昨年、走ろうと思った、土砂降りの道、しかたなく車で通った道でした。

そこを今、自転車に乗って走っている・・それだけでテンションは

さあ、がんばろう、でも無理をせず・・のはずだったのに
いい感じの追い風に押されて、初めからみなさんぐんぐん飛ばしています。

夫なんか「飛ばせる時飛ばさないと向かい風になったら大変だぞ~」なんて
ちょっと~まったく話が違うじゃないの

文句を言いながらも、置いていかれても困るので必死で付いていきましたが

琵琶湖はどちらから回ってもいいのですが、比較的多いのは湖を左側に見ながらの時計と反対回り
自転車は車輌ですから当然左側通行

皆さん一列できちんと前に進みます。

それでももっともっと健脚グループは後方から「抜きま~す」と声をかけて追い越して行きます。

はやっ

いやいや惑わされないぞ、自分は自分のペースで、これを守らないとロクなことはない
マラソンと同じですね

約27km走ったところで第一チェックポイント(エイドステーションといいますが)

      
         

         


《道の駅 あぢかまの里》

トイレタイムですが、昨今、イベント会場はどこも女性トイレに大行列ですよね。
ところが、今回は全くの反対現象が

そりゃそうです。  圧倒的に男性が多いのですから、この先もずっと一度も並ぶことなく
利用できたのは嬉しかったです。

背番号と名前をチェックされると、ヘルメットに通過証代わりのシールが貼られます。

そして楽しみにしていたお食事タイム

おにぎりに、温かいお味噌汁、バナナに、コメ粉の入った”ゴパン”
好きなだけとっていいのですが、そんなには食べられません。
少しずついただいて、さあ、また出発です。 7時20分でした。

あぢかまの里は地図で言うと琵琶湖のほぼ頂点にあります。

ここからは下に向かうという感じですが、いくつかのトンネルがあり、少々怖い道でもあります。
それでも大勢のみなさんと一緒ですから

そうそう、余談?ですが

第一チェックポイントに着く少し前

突然後方から声をかけてきた男性が

「ご夫婦で参加ですか~

イントネーションからして関西の方です。

「いいですねえ~ どちらから?」

横浜から来たこと、横浜と言えばクレージーケンバンドだとか

まあ、話す話す

「家も嫁さん一緒にやってくれへんかなあ」って

で、どちらの方?

はい、やっぱり(笑)大阪のおっちゃんでしたわ

お決まりの「大阪人は突っ込まれたらボケなあかんのですわ~ わっはっは~

これ全部走りながらの会話ですよ。

結局、これが最初で最後の会話で、その後残念ながらお会いすることはなかったけど

お一人で参加だそうですが、あの調子で、誰とでもお友達になってしまうのでしょう。
走ってる最中に、うざいと思う方もいるかもですが、私は好きですねえ

だってみんな同じ目的で参加したんです。

当然みんな今日だけでもお友達ですよ。

そんな感じでどんどん進みます。

圧倒的に男性が多かったけど、若い女性も結構いました。

長い髪を束ねて、ヘルメットの後ろから出して、それが揺れるさまは、とても可愛くて素敵です。

「私も伸ばそうかな でもさ、後ろから見たらおお~でも、前見たらゲェェ~だもんね

夫は呆れているらしく何も言いませんが、その時はまだいた、大阪のおっちゃん
「そういうのを 後ろドッキリ 前ビックリって言うんですよ~」だって

はいはい、その通りでございますよ

おっちゃん、楽しいひと時をありがとうございました(笑)

相変わらず空は曇ってますが、風は穏やか、それほど寒さを感じることもなく走行中です

      
        

ひろ~い空間に釣り船と釣り人、あまりにきれいで思わず撮った一枚です。

        

        


お天気がよかったら向こう岸が見えたはずですが、この際そんなぜいたくは言ってられません。

<景色を見に来たのではないぞ 走りに来たんだから> と言い聞かせて

 
途中、桜並木をたくさん通りました。

これはすごいぞ、あと2週間?いや今年は遅れてるから1カ月後くらいが見頃かも
桜越しに見る琵琶湖はどれだけ美しいだろうと想像しながら

9時5分過ぎ、第二チェックポイント 約60km地点に到着しました。
ここまでは快調、順調、でもまだ半分も走ってないのです。


          
《びわ湖こどもの国》 

ここで娘に電話を、昨日一度も連絡しなかったので心配していたようですが
父も母も元気ですよ~

こちらでもおにぎりと、地元のお菓子、ゆでたまごなどがありましたが
ゆでたまごはやめておきました。

走行前、<お昼御飯はどこで食べよう> なんて相変わらず食べることにはどん欲な心配をしてましたが
この分だと心配無用、というより
消費カロリーより摂取カロリーの方が多くなりそうでそちらが心配になってきました

9時15分ころ出発、湖に沿ってひらすら進みます。

              

かなり走ったでしょうか、この辺りはずっとJR湖西線が並行して通っていますが
わんこさんはこの線で福井から京都に来てくれたんですね。

その湖西線の駅”近江舞子”この駅の近くに一昨年無念の宿泊をした民宿があります。

”名古屋のおやじさん” ここでお会いしましたね。  
宿は??だったけど、ご主人とおかみさん、そしてなんと言っても”近江牛のすきやき”は最高でした。

その時の様子はコチラ

「寄ってみる?」と夫が言いましたけど、寄ったところで何をする?
さっさと先に行かなくちゃ、思い出に浸ってる暇なんかないのよ

こんな場面で案外ロマンチストの男性と、現実的な女性の相違が出るのかもね。

コースの途中にはボランティア?アルバイト?の若い方が何人も何人も立っていて道しるべとなり
激励もしてくれます。

可愛いお嬢さんがいると嬉しそうに張り切る夫、男性はそんなものかもしれません

寒い中、全員が通り過ぎるまで立っているわけですからたいへんなことです。

それから嬉しかったのは、一般の方の応援です。

おばさまが多かったけど、お一人で道に立ち「がんばって~~」
箱根駅伝の時のように、応援する側になったことはありますが、それがその時たったお一人の応援だとしても
嬉しいものです。

ほんとにがんばろうって気持ちになるんですよ

気分がよくなって、街中のコースの時は、出会う人ごとに挨拶しちゃいました。

まだ余裕ですねえ

この後どんなコースが待っているかも知らずに、この辺りは順調に進みました。

天気予報を聴いていた夫が「京都は雨だって」
降水量1mmにも満たないけど、この辺りで少し降られました。
でも大丈夫、ここまできたら何が何でも前に進むぞ~って思いながら

そろそろ3番目のポイント  ああ懐かしや、 《びわ湖大橋米プラザ》に到着しました 10時52分

ここまで約93km  まだまだですよ~

こちらは米プラザというくらいで、近江米、おいしいです。
おにぎりは何も入っていない塩むすびでしたけど、お米のおいしさだけで十分
温かいしじみのお味噌汁もありがたかったです。


       


30分ほど食事、トイレ休憩をとっていよいよびわ湖最大の橋、”びわ湖大橋”を渡ります。 11時22分

       
       


ここから地図では右上に上がって行きますが・・とんでもない道が待っていました。 

                                         つづく          




     


              


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16 コメント

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流石です。 (もと)
2012-03-21 12:19:59
これはもう文才!

だって臨場感が半端ないですもの。
一緒にで走っているみたい。

大阪のおっちゃん。そうです、すぐに声を掛けるし、馴れ馴れしいのです。

でも皆がそうではなく、やはり同じコースを走っているから、つい話したくなっちゃうんでしょうねぇ。

大橋を渡ってからが大変なんですか~??

つづきを期待してます。
返信する
わぁ~♪ (ウサコ)
2012-03-21 16:39:42
すごーーい楽しい~
なんか物語を読んでいるみたいっ

読んでいてドキドキしちゃいましたよ~。
続きも楽しみ

それにしても走りながら、おしゃべり出来るんですね~?
並走しながら、、ですよね?
知らない方と、、って楽しそう。

もしパンクしたり具合が悪くなったらどうするんですか~?
係りの人が助けに来てくれるのかしら…?

私の知らない世界で興味津々ですぅ~。
返信する
男性優位? (わんこ)
2012-03-21 19:59:52
自慢じゃないけど、私はず~~~っと
女ばかりの世界で過ごして来た為、
何処に行っても女性ばかりの所しかご縁がないわ

そんな男性優位の競技に参加してしかも完走とは
改めてです。
ゆるキャラの浅井3姉妹、福井でも時々登場しますよ。
返信する
次楽しみです。 (koba)
2012-03-21 22:31:42
今日のところは余裕ですね。
とても楽しく拝見しております。

それもこれも日頃からの体力作り
おこたらないさくらえびさん
その成果の現れですね。

<素晴らしい>それしか言葉がありません。
次を楽しみに待っています。
返信する
もとさん同様 (yukiko)
2012-03-22 02:22:49
ただ走っているだけではないんですね。

最初から文才のあるかただなぁ~と思っていましたが
随筆を読んでいる気分です。

入っている最中にメール?と驚きましたが
こういう感じで乗っているのね。
返信する
もとさん (さくらえび)
2012-03-22 07:54:28
大阪のおっちゃんのせりふ、訂正してみました(笑)

ほんと、どこでもこういう人に出会いますね

こちらが2人だったから
どうみても年寄り夫婦だから
声掛けやすかったのかもしれませんが

楽しい人でした、さすがです
返信する
ウサコさん (さくらえび)
2012-03-22 08:11:20
ありがとうございます。

私としては直接誰かに話すように、
それを言葉にしているだけなんですけど

普段からおかしな発想をするので
家族も呆れてます(笑)

並走は基本禁止なので、前後で話してるんですけど
決してスピード落としてる訳じゃないんですよ。

ただ、同じくらいのスピードならこんなこともできます。

危険だから止めた方がいいけど(笑)

パンクやトラブルは自分たちで直す、これが決まりです。

幸い、パンクはなかったけどギアチェンジの失敗で
一度だけチェーンが外れてしまいました。
が、すぐ復活

参加人数が多かったせいか、パンクの方がずいぶんいましたね。

はい、パンクくらい直せないやつは参加資格なし、がほんとなんです
返信する
わんこさん (さくらえび)
2012-03-22 08:20:19
私たち世代はそんな人の方が多いかもですよ。

私も自転車をやってなかったら
こういうイベントすら知らなかったでしょう。

個人的に遠出するのとは違って、緊張感もあり
同じ目的の人たちと一緒にという思いは
個人では味わえませんから
これは病みつきになるかもしれません。

そうそう出来るものでもないですけどね。

そろそろオフ会の準備に入りますね。
返信する
kobaさん (さくらえび)
2012-03-22 08:23:54
ここ2週間ほど、風邪ぎみだったり
足が痛みだしたり不安要素がいっぱいで
思うようにトレーニングができなかったのです。

でもタイムトライアルではないので
なんとかみなさんの後ろについていくことができて
ホッとしてます。

後半は・・・

お待ちください(笑)
返信する
yukikoさん (さくらえび)
2012-03-22 08:33:05
後半に登場しますよ~(笑)

メールに気付いたのは最後のポイントでした。
嬉しかったです

話しができたのもここまでで後半は厳しくなります。
が、楽しいこともありました。

あんまり褒められると書きにくいなあ

返信する

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