・・・表記の記事が三月二十一日の朝刊一面に載っていました。
・・・今まで、日本の企業はCo2削減は法的規制を考えなくてよかったのですが、今後は企業は社会責任として、法律で罰せられることになったわけです。
今は東京都だけですが、そのうち、全国で実施されるようになると思います。
・・・今まで、努力目標として、企業活動によるCo2発生は自主規制してきたのですが、企業内容によってきまるCo2排出目標を上回ると企業は未達分を市場から購入しなくてはいけなくなるのです。
・・・私は五年前位に ISO 14000 の活動の中で、新聞記事で、ヨーロッパではCo2の市場が始まっていることを知り、企業にとって大変なことになっていると考えました。
その事態がとうとう日本でも実施されたと云うことで改めて社会の変化を感じています。
・・・企業にとって大変なこととは、Co2規制が生産量に関係なく一定量で制限を受ける、総量規制であることです。
・・・今まで、生産設備の投資は本来の生産機械投資以外は安全・品質投資以外はそれほど高額の追加投資は少なかったのですが、今後は生産設備を増強するとそれに比例して、多額のCo2対策の環境投資が必要になるということです。
これが今後、それが必要としない後進国とのコスト競争で大変なマイナスになると思うので、エネルギー消費型の産業はCo2対策の環境投資が必要となり日本国内では成り立たなくなると思います。
・・・今の不景気な世の中を考えると政治家は、この時期、何を考えているかと思いました。
産業を圧迫する政策だけを薦めていると、ますます、日本は企業競争力はなくなっていくと思います。