楽しい日々

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しあわせな親子関係

2017-11-04 23:52:22 | むかしばなし
子育てをする時期に いつも心掛けていたことがあるのです。
 
子供の失敗や いたずらや トラブルを起こしたとき
訪れる戸惑いや 直面する不安に襲われるものです。
足りない自分の知るべきことは何かとか
 自分の子供ではないとしたら どう考えるかとか あれこれ

足りないことなんて ごまんとあって 解決できるわけもなかったです。
自分の子供でないとしたら 悩むことなんてない ほんの小さな親の取り越し苦労だと
思うこともしばしばでした。

でも 襲ってくるのが 
小さなささいな過ちの延長線上に 何が待ち受けるかという不安でした。

たとえ小さな過ちでも 見逃し続けてしまったら 盗みを犯したり 人を欺いてしまう人になるかもしれないとか 
こんな判断をつづけて大人になったらどうなるんだろうとか。

そんなとき
どこかに 授かりものなのだから 責任は自分にあるけれども 
いつか自立して生きてゆく人なのだと考えように心掛けていました。
そのために なすべき叱る行為とか さとすべきかとか
子供には迷惑な話だったことでしょう。状況はこどもにあって 自分にはないのですから

今思えば 子育てに成功も失敗もありません
ただ懸命に今をいきて いっしょに家族としてすごすだけのことでした、
子供というのは
どんな状況が待ち受けていようと 共に過ごす覚悟を与えてくれる 愛すべき対象であって 良いとか悪いとか 結果を求める対象ではなかったということです。

今思えば よりよい人生を送ってほしいと祈ることで 自分を高めてくれる 本当の自分を見つめなおさせてくれるのが 子供なのかもしれないと思っています。

で 長年心掛けていた 授かりものだから 自分から巣立つに役立つようにと考えていたことは 自分を見つめなおすのに役立ってくれていただけ
ということのようです。