楽しい日々

ホームページを作ることが 与えてくれた楽しみや 主婦の日々の思わぬ出来事を 聞いて聞いて!  

結婚してこころがけてきた事

2017-09-10 23:38:51 | むかしばなし
誰にも打ち明けたことはありませんが
二つの願いをもって かなうよう結婚以来 心掛けてきました。

一つは 自分が家族に求めることを実行
主人の両親に 自分の親にしてあげたいことはする。

もう一つは 子供が授かったのだから この命が社会で歓迎される人となるよう
育てさせてもらおう。

この二つです。

主人の両親が感じることをおもんばかったところで
違いや行き違いや 誤解が生じることは 避けられません。

ならば してあげたいことを最大限考えて 自分が納得できることを
後悔しないようすれば 良しとしようということです。

時代は 母たちのころのように 嫁ひとりが抱え込むことは求められず
不満はいろいろあるとしても 社会が協力してくれるようになり
その恩恵は 我が家を幸せにしてくれています。

子供の悩みは どうしたら迷惑をかけたり犯罪を犯したりしない人間が育つだろうか
その 一点でした。異常だったかもしれません。
立派な人のお子さんでも 時として犯罪を犯してしまう子息が育つことは
不思議であり 自分には恐怖でした。
親が 言葉でいくら説明しても 時として額面通りには伝わりません。
子供が自分から 身内や社会に対して肯定的に育ってくれなくてはなりませんが
どうすればよいのか その確証はどこにもないと 感じていたのです。
勉強の成績とか 運動の結果とか 立派に活躍してくれていたのですが
喜びには至らず
こころ そこにあらずでした。

今 子供も三十路を過ぎて 安堵できるように やっとなっています。
でも この心配は この世を去るまで 心配してゆくことになりそうです。
心というのは 追いつめられると 急変する
何事も 追いつめない工夫をするのも肝要で
あるときは 神様仏様に心をあずけ 苦難の日を通り過ぎることも 一手です。  
信心するのは ご先祖の知恵というものなのでしょう。    

流用マット

2017-09-10 00:12:23 | むかしばなし
引っ越しをすると 三年は何かと物の置き場所や 部屋のレイアウトがしっくりこず
三年くらいごそごそ工夫を繰り返すと 落ち着いてきます。
そのせいもあって 歴代のマットや敷物 家具は 引っ越し時は急がず過去のものを流用し
3年の間にゆるり決めることにしていました。

で 我が家では 流しのすのことして売っていて 散々使ったマットを 玄関階段の泥除けに
十年使ってきたヨガマットを 濡れる台所とかお風呂の脱衣場に 流用してきました。
ヨガマットは さらに 寝ころび場所に好きなサイズにハサミで切って 飾り切を施したりして
無地のものを買い足しました。

使ってみたら 安くて長持ちで 快適です。
ヨガマットは洗えますが 水をよく吸い絞るのも大変で乾きにくいです。
でも その分 床は守られ 薄手のものなら比較的転倒も防げます。

そして 三年使ったよごれ 洗剤に十薬、ドクダミの生葉をすり込んで入れたもので洗ったところ きれいになりました。

以前 古屋で活躍したどくだみが 復活です。
化合物ものに うってつけです。

日本女性の所作

2017-09-09 23:34:50 | 日本文化
日本の家屋は座る生活が中心だったのですが 
椅子に腰を掛ける生活が中心になりました。
床に座ると 大きな女の日本の足が にょきにょきと投げ出せるわけはなく
できれば美しく折りたたんで座ることになっていました。

着物はサイズがある程度融通が利き しまうのにも場所を取らず 着慣れていれば便利な衣服ではあります。直線に布を縫い合わせるのですから 
柄合わせの必要がなければ仕立ても早くできました。
そんな着物も 歩きようによっては 前がはだけるので 自然左右の足を巻き込むように歩くようになる。前裾を整えて背筋を伸ばして自然に座るようになる。
物を拾う時は 自然前裾を合わせて腰を落とし かがむようにして拾うようになる。
自然 所作は清楚になるよう 着物に仕組まれていた気がしています。

90歳の人に 年を取るほど 着物のほうが姿勢も よく見えるし 所作も美しくなり
健康に良いと聞いたものです。
そんな 自分を高めてくれるはずの日本女性の所作文化ですが
ついつい忘れがちになっています。

お茶を入れることもなくなりましたし 花を生ける家庭も減りましたし場所もない
お客になって 親せきを尋ねる機会も セレモニーホールの出現でほぼなくなりました。

いわば 所作を発揮する機会が減っているともいえます。
六十を過ぎて 皺のおばあになって来たのだから
せめて 指先をそろえて親指と人差し指をあわせて物を持ち
帯をつけていると思って 背筋を伸ばし
足は少し巻き込むように進めて 一日でも長く
かわいいチャーミングなばあちゃんを心掛けるようにしないといけませんね。
我に返れば 仁王のように棒立ちし のしのし膝を広げて歩いたり
膝を広げて腰掛けたりしているんです。

 

ちょっと刺繍

2017-09-03 20:31:54 | 日本文化
娘家族のお誕生日に プレゼントしたくても 何がよいのか決まらず
肌触りの良いパジャマが見つかったので 家族4枚贈ることにしました。

子供たちのパジャマは 無地で少し寂しいと感じたので ちょっとだけ
刺繍してみることにしました。
いやはや 迷っていたので時期を逃してしまうと ちょっと気がせいていました。

そこで ある木綿の糸で フリーハンドで ちゅちゅっと 孫娘はお花を
男の子にはトーマスのようなものを 
ところが トーマスは難しく じじいとーまんに

娘のところに無事贈ることができたのですが 
几帳面な娘には 爆笑されました。
なにこれ 中学生に宿題なのか 
こんなものを どこで購入できたのかと 疑問だったというのです。
色の並びと おおよそのアウトラインで 一応トーマスが刺したかったということは
伝わったらしいです。

まー自分でもちょっと いーかげんだ、とは思ったのですが

いーかげんでも 娘と大爆笑できましたし
できがわるくても 家族なら許されることが 孫たちにも伝わると
いいかな。 なんて 良い風に考えちゃいました。
勉強でも お稽古でも 長い時間かけてたのしむ人生の一コマですから
いい加減なことも 丈夫によく眠れますようにと
刺繍した時間は たのしい一コマなんです。
 


 

お弁当箱の隅

2017-09-02 00:56:19 | むかしばなし
週五日作り続けて もう一年半です、 同じお弁当箱で ちょっと薄汚れた感じがしたので
パッキングの溝とか 細かいところが気になりはじめました。

思い出したのが 若き日の大学での寮生活です。

銘々小さな音楽用再生機を持っていたのですが 当時はカセットデッキです 
スイッチにたまった汚れを 後輩が指摘して こういうところは
綿棒できれいになるんですよ。と教えてくれたことでした、

言い訳すると 人生 通り過ぎる日々で ろくに丁寧に掃除したことがなく
このところ もうこの世の生活も 残り少ないと思うようになると
変なところが 気になったり 掃除とか丁寧になるんです。

で 弁当箱に綿棒をもって 掃除し始めました。
意外や意外 汚れを吸い上げながら 綿のおかげか こすりやすく
どんな掃除道具より きれいになりました。
さらに 細かいところは 楊枝で掻き出しました。
耳掃除ならぬ 歯磨きも アイシャドウも 家のなかの小さな隅や溝も
綿棒が役立ちます。

家の隅も 棚のレールも 早くてきれいになる気がするんです。
いや 後輩の指摘が 小さな場所の掃除で思い出すとは
脳の仕組みは どうなっているのやらです。