オズマとしては,8/27から約10年ぶりに滋賀県・近江八幡周辺に出かけることになった。いままでのような仕事絡みではなく,純粋に遊びとしては久々の関西遠征だ。
さて,その近江八幡には西の湖という内湖(ないこ)がある。ボートでそれなりに昔は釣ったことがある。20年近く前だが。ギルがたくさん釣れた写真があるがいまはどうなのだろう。
また,近江八幡は西の水郷といわれ,潮来周辺のような風景がある。そう,歴史散策と近江牛堪能とバス釣りができる街なのだ。
だが,あまりにも久々の琵琶湖方面,ボーズをくらってはヘコム。いや,歴史探索なのだから,....ということで,いつもの水郷でマズメから勝負だ。
朝5時に到着。しかし,30分以上空振りが続く。クランク・TOP(CB-001・黄色)・スピナベに無反応。8/17の嫌な予感が走る。
そこで,8/17に反応があったポイントへ,ハイピッチャー1/2oz・クリスタルトレーラー(白)付をキャストする。
「グググン」
軽い引きで現れたのは20UPだった。
とにかくボーズ回避。
トレーラーワームが効いたか。
トレーラーワームを使ったのは久々であるが,あまりにも反応がないときなどに試すと効果があることもある......と思いながら,すでに1時間が経過。ポイントも歩きながらであるが移動していると,護岸際から,ガツンと結構いい引きの2匹目が登場した。
30UP。ハイピッチャーが伸ばされました。
しかし,沖のポイント・ブレイクでは無反応である。まったく怖い。このまま終わってしまいそうなぐらいにバイトが遠い.....と思っていると,ルアーパワーはオズマの技術力不足を補ってくれる。
3匹目。またまた30UP。
これで気分がかなり落ち着いた。だが,バイトはとにかく遠い。そうこうしていると釣り人に声をおかけいただく。
「どうですか調子は」
「いや,スピナベでしか反応がなくて,3匹だけですよ」
お声をかけてくださった釣り人は少々驚き気味だった。たぶんワームを得意にされる方なのだろう。
そうしてまだまだバイブレーション・夏に効くはずのクラシカルリーダーなどを試すが反応はない。
折り返して戻ってくると,2人釣り人がいた。邪魔をしてはいけない。遠距離からブリッツでも投げてみよう。
あれ,釣れちゃった。
だが,これがヒントに
この1匹で確信めいたものがつかめたような気がする。そう,今日はいまのところ無風。だから,音のしないルアーの方がいいのではないか。無風だから,ストラクチャーによりタイトについているのかもしれない。
そこで,先ほど攻めたポイントを,「救世主」といわれるジグスピで遠投して攻める。
やったぜ。リミット達成。
やっぱり休日の方が釣れるな。
これでだいぶ気が楽になった。同時に,戦略らしきものも浮かんできた。
対岸へ移動する。ここは雑誌やらなにやらで普段は人が多くて入ることが難しい。だが,運よく空いていた。
まずはラトル系を投げる。3投ほどするが無反応。だが,今日は読めているような気がするのだ。ノンラトルのマッドパピー5F・FTカラー(アイ・フックともに変更)を投げると1発で来た
これがローテーションの魔力。
時刻は9時である。これなら,懸念事項であったお墓参りもできよう。お盆休みもなかったしね。
田舎のお店は開店が早い。サービスもいい。いや,このお花やさんだけかもしれないが,昔から本当に何か気分のいいお店(小見川の商店街にあるお花屋さん)。
仏様に祈る。家族の無事を。とくに腰痛のひどくなってきた母のために,薬師如来にも祈る。
さて,至極蒸し暑いがまた戻ってみよう。
10時。北風が吹き,湖面は大荒れに近い状態。底荒れはしていない。これは大チャンスである。御仏のご加護ここにあり,とばかりに,CB-100・アユカラーを投げる。アユカラーは意外に存在感のあるカラーだと知ったのは,2009年になってからだが。
狙い通りにヒット。10UPでも嬉しい。
これで7匹か。時刻的に,遠征準備もあるのでそろそろ切り上げたいところだ。というか,夕方まで釣る体力はない。
よし,最後の勝負。とどめは「検挙状」とよぶD-チェリー・FTカラーである。
護岸際をテクトロする。
「グググン」
よっしゃあ これはいいサイズだろう。久々の40UPの予感もする。よし,魚の姿が見えた。
「しゃああああああー」
久々に雄たけびである。あれ,でも体型はいいのに,なんか少し短いような気が....。
39cmでした。まあ,キレイな魚体,
真夏のクランク,ということで納得ですが。
時計を見ると11時近い。よし,もう今日は帰ろう。雨が降ってきそうな空模様も怖い。クルマも遠征前にピカピカにしておきたいしネ。
いつものように洗車・昼食・昼寝をして,東京には16時に帰着。
8/17の打ちひしがれた気分はそこになく,西の水郷への準備をいそいそと始める姿があった。とりあえず,ウルトラGTR-600mの1個目を使い果たしたが,クリアな琵琶湖用に久々にフロロも巻いてはみた。
さあ,次回のレポートは,運がよければ琵琶湖の話,そうでなければひたすら仏像の話だ。