退部者が続出するのなら,それはその程度のレベルの選手である。
つまり,本当にアメフトをやる気がないわけである。
問題になったらやめてしまうというレベル。
怖い監督が居て逆らえないなんて,大学生にもなってお子様地味ている。
考えてもみよう。
アメフトの選手が体当たりしたら,監督なんてすっ飛ぶ。ましてや選手は一人ではない。
所詮問題を起こしているのであるから,そんなことは些細なこと。
「日大で監督が気絶しています」で終わりである。
結局いつもの持論に帰着するが,『巨人の星』を必須科目にしないとダメだ。
花形満にフアンが多いのは,単純に二枚目だからではない。
勝負にかける情熱と執念で,左門・オズマさえも上回るものがある。
それは,少年時代・ブラックシャドーズにて不良野球チームを率いていた天狗の鼻が,小さい飛雄馬に打ち砕かれたから。
あのときから花形は改心して野球キチガイ・野球の奴隷になった。
もちろん,この場合のキチガイ・奴隷は,一徹コーチをして「どこまでも謙虚に学ぶ」というたとえである。
消える魔球にたじろぐ面々を横に,「これがプロ! 地獄の底から這い上がって,その姿を披露するのがプロ!」と言い切る清々しさ。
このように,競技に対して絶対に這い上がろうとする根性,そういうものが欠けているのが,日大のみならず関西学院もである。
関西学院も大人げない。
こんなくだらない茶番劇は「大学同士で話し合い」すればよいだけの話題である。
とにかく,プロとは何か・競技者とは何かを学ぶのに,指導者も選手も『巨人の星』が必須であると僕は強調する。