2021年度秋田遠征 八郎潟と増田まんが美術館へ
速報はすでに書いているので,ここでは総集編を書く。
例年に比べて夏期休暇を決められなかった。いうまでもなく仕事の日程が詰まっており,ようやく決まったのが8/15頃。1ヶ月前には決めておかないと何も行動できないし,なによりワクチン接種が終わってある程度の期間は重要だということだから。
タックル自体は,琵琶湖だろうが水郷だろうがどこでも同じ3本。ベイトフィネス,ミディアム,ヘビー。この3本があれば,贅沢をいえばスピニングが1本あればなんでもできるというのが,僕の経験上確かなところ。
初日は,いつもの通り金網水路からスタートするが,必殺のD-Zone-FRyで3匹ぐらいしか釣れない(メトロリバーなら3匹「も」なのに)。
思い切って,かっぱ寿司(比較的美味しかったので2日連続で食べました)を食べてから「オズマ池」(としか書きようがないくらいの秘境)に移動。
耕作放棄されたようで,水田が荒れ地になっている。初日はゴアテックスシューズで「足場作り」に徹する。いやあ,竿を杖代わりに,我ながらよく踏み潰して広げましたよ。
その代わり,バスの反応は変わらずよく,15匹ぐらいがまずはテキサスリグで釣れる。ラインは20LBフロロ,ヘビータックルだから,カコンとアタッタらガツンとあわせるの繰り返し
テキサスに反応が渋くなってからが面白かった。野良ネズミマグナムを投げると25UPなのに丸呑みする。ラージマウス,さらには年に数回しか釣りに来ていないだろうから(たぶん年間で釣り人は自分だけ),ルアーへの反応が非常に素直でわかりやすい。
野良ネズミのキモは「着水音」だろう。概して「ポトン」と落とすより「ポーン」と落としてやる方が反応がよかった。
初日だけで20匹以上。わずか3時間チョイの釣りであるが,八郎潟本湖はよくわからなくなっているので,もうここと心中しよう。
2日目は,金網水路で野良ネズミから。すると,80UPのライギョが着水と同時に「バコーン」と強烈な引きと同時に現れた。
ライギョも大好きな魚。バスロッドでのヘビーロッドなんぞライギョではベイトフィネスのようなものと感じたが,最後はラインを手繰って抜き上げた。
その代わり,野良ネズミを飲んでいて外すのに苦労した。いろいろ方向を変えてみると,ようやくルアーが見えた。しかし,そこからがさらに大変。草むらの上だったからよかったけど,コンクリの上だったら魚にダメージ与えてしまったかも。
そしてまたオズマ池。
2日目は反応が渋いが,5匹ぐらい釣ったところで「ビビビバグ」のヘビダンにしてみた。すると,竿先がすぐに重くなった。ガツンと合わせると,その魚体はまぎれもない50UP。藻ダルマになってしまうので魚は暴れないが,強烈な重さ。これもズルズルと草むらを利用してのランディング。
2日目は日曜日だったのに,とにかく釣り人がいない 八郎潟でも数名ぐらい,金網水路で2名ぐらい。お話したのが3名ぐらい。マジで相当バス釣りの人気はなくなっているようですね。
3日目は朝イチからオズマ池へ。しかし,見事に反応なし。
思い出して,ノーシンカー「ジャスタースティック」で岸際に落とすと「バコン」と水音。同時に竿先が曲がっている。あわせると,またまた魚体がデカイ。また50UPだ。これも重くて,藻がないのに上がらない。ZODIASを信じてゆっくり草むらランディング成功。
池の規模からして「主」は1匹だと思っていたら2匹釣れた。実際はまだいるのかと思い切ってさらに開拓するが,無反応。
そういえば,へびんさんから「クマが出るから気をつけて」というLINEをもらっており,少し怖くなってきたが,その後「カバースキャット」(軍曹からもらったもの)などでも釣れて,普段釣れないと思っていたルアーで相当に釣ることができて自信回復。
金網水路で最後は3匹ぐらいで仕上げて,釣りの最終日になる。
4日目。いきなりオズマ池。やはり攻め方を変えると釣れる。ノーシンカー,ヘビダン,なんといっても「野良ネズミマグナム」が圧倒的。
この池を想定して1個買ってあったのだが,釣り続けた野良ネズミは,ふとしたことでワームに触れたようで溶け出す始末...。野良ネズミが1個死んだが,猛烈な釣果を叩き出したのだから文句はない。
金網水路で最終的に2匹釣り,結局4日間で100匹近い釣果を上げることができた。肝心の八郎潟は,写真の通りアオコがすごくてやる気がしない。水路はどこも猛烈な減水であり,やはり農繁期に来ないと「もっと」釣れるようにはならないだろう。
5日目。この日は「漫画美術館」へ行く。大曲までのローカル線では楽しい思い出があったが,とにかく電車は1時間に1本。絶対に乗り遅れてはいけないから,つねにスマホで時刻確認。スマホ,本当に役立つね
肝心の美術館では,原画の迫力に圧倒されつつも,矢口先生の「読んだことがない作品」を読み漁った。入場無料って,大丈夫なんでしょうか へびんさんオススメの「釣りバカたち」なんて,本当に30歳そこらの青年が書いたのだろうかという秀作であり,電子版購入を考えている。
三平グッズばかり大人買いして,帰路は歩いて十文字駅まで行った。未知のところでもグーグルマップのおかげで歩ける。美術館から2.4kmという表示は正しく,40分歩いたら駅に着いた。片道1410円のタクシー代金をけちったわけだが,やはり田舎にきたら田舎の空気を吸わないとね。
それにしても,楽しすぎた旅行
来年もまた行けるよう,普段の仕事頑張らなくちゃ。