16バンキッシュ2500S。2016年12月に購入している。
自分も「スピニングの頂点」を知りたくて購入したリールである16バンキッシュ2500Sである。
その活躍は,16ストラディックCI4+がなくなってからも増えていた。
しかし,砂塵の恐怖があるメトロリバー。またしても,2023年5月5日,そう1時間で5匹釣ったあの日以来「ベールの戻りがよくない」状態だった。
理由ははっきりしていて「砂噛み」である。
最近,21コンプレックスXRを使っていたのは,もちろんコンプレックスの調子がよいからだが,バンキッシュのベールOHを「いつやるか」が重い課題だったからである。
トルクスレンチがないと分解清掃は無理。
はっきりいって整備には恐怖心がつきまとう。だから,一気にネジを緩めることなどせず,1個ずつ静かに・落ち着いて行うしかない。
分解してみると,やはり強烈な汚れが蓄積していた。スプリングのところにも,可動部にも,何本もの綿棒を使用した。
パーツクリーナーで吹いてみると,これまた汚れがでてくる始末。
根気よくやるしかない。
さあ,恐怖のスプリング戻しである。順序をうっかりするぐらいに忘れていたが,なんとか戻った。
そして,ベールが「カチッ」とシマノ特有の音を出して戻る。何度やっても大丈夫。砂を噛んでいる(ガリガリという)様子もなくなった。
この時代でもう完成していると思う。機能美というものだろうか。
自重は180gであるが,コンプレックスが175gなのでまったく違和感がない。むしろ,19バンキッシュの165gは軽すぎて,使用期間限定になっている(というか,2023年になってたぶん1回使ったかどうか)。
まあこれでまたしばらくは大丈夫。
砂塵はいきなり舞うから,くれぐれもリールをカバーするように,何か異なった工夫(リールカバー)をしてもいいかもね