久々に,家族揃って「お昼に天丼食べに行こう」となって,ある日曜日に行った。
そこは,11年程前に我が家を改築したときに住んでいた,仮住まい(もうその建物もアパートになっていた)近くのそば屋さんである。
見ていると,子連れのお客も多い。1Fだから入りやすいし,メニューも非常に良心的。そもそも,味は非常に優れているのだ。
僕以外は「並」を頼んだ。税込み1200円。でも,僕は一度も「上」を食べたことがないので「上」にした。税込み1600円。
その違いは,海老の本数が2→3になることだった。
「並」でもボリューミーだったので,そういう意味では「上」の必要性は今後ない。
でも,「上」を一度も頼まなかったら,どう違うのかわからない。
違う景色を見ることは重要だし,面白い。
そんな『オーイ!とんぼ』の名言を思い出す。つぶらがとんぼに語っていたんだよね,トカラに居るときに。「そこが最高と思い込んでいるだけじゃないの?」と。他の世界があるのに,なぜ挑戦しないのかと,つぶらは語っていた。
ちなみに,牛丼の特盛は知っているし,もう食べられる量ではないので頼まない。これだって「一度は経験しないと」わからないこと。
釣り道具・クルマ・紳士服,なんでもピンとキリがあって,どちらがよいという話ではない。「違う世界がある」ということは知っていて損がないと思う日々である。