自分の『Basser』在庫は,実に1988年度のものからある。今江克隆が「センスアップ・バッシング」という記事を書いている。
いろいろな記事があるが,広告ですっかり忘れていたのが,ケン・スズキだ。
結論からいうと,それまで高級タックルだったフェニックスという竿が一気に下落したのだ,このケン・スズキによって。
おかげで,中古で1本買うことはできた。たしか,佐原の釣具ランドで2005年頃に8000円だったか
フェニックスといえば,学生時代(TIFAが代理店の時代)に5万円ぐらいして「ありえない」といつも噂話。誰も買う人が居なくて,真っ当な評価などされていない。
その学生時代にバス釣り大会に何度か出たが,有名大学の釣り部になると,タックルが違う。
僕なんぞ,ダイワのカーボウィスカー。それもスピニング2本。リールは,初代バイオマスター2000GTR(リアドラグ)に,カージナル33だったか ラインは,12LBと6LBだった記憶がある。もちろんナイロンだ。
自分の釣り部でも,竿がせいぜい2万円程度が上級で,リールはさすがにABU全盛の時代だったから,なぜかみなABUを持っていた(自分は当時からABUのベイトをちょっと疑心暗鬼の目で見ていた)。
そうして,少なくとも5年以上は「フェニックスは高級」だったのに,上州屋扱いになったら最後,誰も買わない。
最終的に,いまどうなっているのかもわからないが,中古でも見かけないかな。
ケン・スズキ。いまでは上州屋の社長らしい。
「ケン。フィッシュオン!」「今回のヒットルアーは,アングラーズチョイス・ママスプリットテールビーバー3インチ」「これを,君にあげよう」
『千夜釣行』を小馬鹿にしながらも貴重な情報源として見ていた。いや,釣行の際のネタ作りに最高だったのだ。
いや,スンマセン,すっかりケン・スズキをディスちゃったけど,ケン・インターナショナルで仕入れていた海外のワーム(ラックEストライクなど)は,実はいいものばかりでしたね。