家族クルマとして購入したスズキ・エブリィ。十二分に役立っているようだ。87歳(2023年で88歳)の父が乗っているが,安全装置てんこ盛りなのでよほどのことがない限り衝突なども生じないだろう。
ふと気になったのでマイナーチェンジを確認すると,ラララ,最上級グレード「JOIN」からターボがなくなっているではないか
見間違えだと思っていたら,本当に消えている。
これでは,高級軽バン・ターボ付きは「ハイゼットカーゴ」一色の予感がする。
街中で圧倒的存在感というか,完全に庶民のクルマとして定着しているエブリィだが,メーカー曰く「ターボは売れていなかった」とのこと。
僕は,2016年に高齢の父に気合注入するために購入し(自分のクルマを止めて1台にするためもあった),2019年に安全装備が追加されたので買い替えた。
たしかに,64psターボ・軽くない車重のせいで実燃費は11km/Lぐらいしかない。それでも,極稀に奥多摩や富士山ドライブに行くとき,やはりターボがあってよかったと何度も実感した。少なくとも「登れない坂道」などない。
軽バンの完成度は非常に高い。電動パワステ・VVT(一昔前ならVTECのようなもの)・パワーウインド・各種安全装置などなど,けして一般車に劣るような装備でない。
だからこそ支持されているのだろうし,中古車での価格など,JOINターボで3万キロ程度なら100万オーバーである。ウム,新車で170万円近くかかったグレードだから納得は行く。
でもなあ,たぶん「地球にやさしい」派が五月蠅かったんじゃないか ターボだと燃費で不利だとかなんとか。
軽自動車にもEVの流れが来ているらしい。そのときに,いまの月極駐車場に電源は用意されるのだろうか
それにしても,なんか「もったいないチェンジ」のようでしかないと感じた...。