gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20200125-567-OYT1T50222
今回の新型肺炎の蔓延に対し,中国からの旅行者は「中国に帰りたくない」などという話もある。
そして,残念ながら中国の上下水道普及率は,我が日本と比べるまでもなく,著しく低い。
もちろん日本も100%ではない。しかし,外国で「水道水がそのまま飲めない」のは常識で,外国旅行の基本の”キ”として知られている。
したがって,日本でいう「うがい,手洗い」を施行しようにも,そもそも上水道が日本のレベルではない。
日本の水道は,よくもわるくも塩素で殺菌されている。富士吉田市のように誇るべきものもある。
要は,「日本の住環境と外国の住環境」は大きく異なるのに,同一レベルで語ってしまうことには違和感を覚えるのである。
無論,日本が「無防備」でよいわけはない。防備の上の防備は必要である。しかし,メディアは異様に恐怖心を煽っている。これが,上下水道の発達した「先進国」ならともかく,経済だけが伸びている中国の抱える「チャイナリスク」の一つである,とは言い過ぎだろうか。
いままで,何度も大きな疫病が人々を震撼させた。ウイルス対策にマスクだけでは効かないという報道もある。
いままで以上に,冷静かつ客観的対応が求められている。
なお,間違っても「自分だけは感染しない」とは考えない方がよい。なにしろ,インフルエンザだって予防接種しても罹患するのだ。