この部品を揃えられればハイギア化(7.1)になるというはずだったが。
結論からいえば,ネットの情報を「検証」しなかったのが失敗の原因。
ダイワでもギアの発注はできる。デジギア以降は単品発注できないようだ。公式HPでわかる。
使い道がないので売り捌くかな。
試行錯誤する以前に,届いてみたギアを見たらネットで見た画像と違う。ネットで見た画像では「真鍮」なのにこちらはジュラルミン
それでも,たしかにギアのみならはまるように思えたが,なにしろギアの大きさがまったく異なる。ゆえに,ピニオンを交換できない。いや,ピニオンが入らない。
試しに,ウオームシャフトギアとピニオンだけを交換して6.3ギアにするとこれが最悪。もう数回回転させただけで壊れそうな感覚。
壊すわけには行かないので純正6.3に戻した。所要時間は1時間だった。
今回の部品発注は「2009STEEZSH」のものを流用するという目論見で,その情報をネットで見たのだが検証していなかった。店舗の情報だったので,思い切って「本当にその部品で大丈夫でしょうか」という問い合わせをすればよかったネ。
気になる部品代はギア関係で4500円。正直割安ではないが,あとでじっくり売りさばく。意外と需要はあるだろう。
ただ,勉強になったのは,ダイワの現行STEEZなどに採用されているドライブギア・ピニオンギアとはまったく「性能が異なる」ことが見た目でもわかること。わかりやすく言えば剛性。
なるほど,「歯の断面形状」からして現行品はさすがである。ピニオンギアに至っては,シマノでいう「クイック&タフクラッチ」機構が採用されているのが現行品で,2009STEEZでさえもまだ採用されていない。
2009STEEZピニオンギアは「昔の形状(切れ目が2箇所しかない)」なので,これでは当時のシマノと大差があっただろう。実際,07メタマグのピニオンギアなんて丈夫だった。
これでTD-Z現代化プログラムは終了。ハンドル交換はバカ高いし,ここからは純正の雰囲気重視ですよ。SVだから大丈夫でしょう。
だいたい,ギア比6.3がノーマルだなんて,大昔のシマノ・スピードマスターを知っている自分にとっては十二分にハイギアだ。STEEZも6.3モデルが1台しかないので,これで6.3モデルが2台になったと考えれば,まあ十分でしょう。