「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

沖縄県那覇市 「ホウオウボク」

2016-06-05 05:14:00 | 花・鳥・虫・魚・猫



末吉公園のホウオウボク































沖縄のあちこちでよく目にするホウオウボクは、土を選ばず育つ丈夫な樹木で、
真っ赤な花が樹冠を覆いつくす落葉高木である。
公園や街路樹として沖縄県内各地で見ることができる。
熱帯地方の代表的な花樹で、
デイゴ ・ オオコチョウとならぶ沖縄の三大花のひとつにもなっている。

美栄橋のジュンク堂で買った本を小脇に抱え、
ホウオウボクの咲く沖映通りや
牧志のゆいレール駅までの道を歩きたいものである。


福岡県飯塚市 ・ 筑豊風景 「 嘉穂劇場 」

2016-06-05 01:34:41 |  滝 ・ 名所 ・ 神社仏閣
























































嘉穂劇場は、1931年 ( 昭和6年 ) 、当時の嘉穂郡飯塚町で伊藤隆により設置される。
前身は1921年 ( 大正10年 ) に大阪・中座を模して建てられた
木造3階建ての 「 株式会社中座 」 であり、1928年 ( 昭和3年 ) に焼失し、
翌年に再建されるも1930年 ( 昭和5年 ) の台風で倒壊した。
翌年、嘉穂劇場として再々建される。

観客は当時筑豊地域の中心産業であった石炭炭鉱の労働者とその家族が中心で、
大衆演劇や歌手の公演などで賑わった。
しかし石炭産業の衰退もあって、1962年 ( 昭和37年 ) には
延べ266日であった公演数は、1970年代には10~15日に落ち込む。
こうした事態を打開すべく、隆の死後経営を引き継いだ娘・英子の奮闘もあり、
1979年 ( 昭和54年 ) から毎年9月に九州演劇協会による
「 全国座長大会 」 が開催されるようになったことや、
レトロな雰囲気が人気となり、近年では、年間30~40日の公演が行われていた。

2000年 ( 平成12年 ) 7月30日には、
椎名林檎の一夜限りのライブイベント 「 座禅エクスタシー 」 の会場に使われた。

2003年 ( 平成15年 ) 7月19日の大雨により、
劇場がある飯塚市の中心部一帯が浸水し、客席や舞台、花道等が浮き上がり、
1階内部が使用不能になる被害を受ける。
九州演劇協会会長・玄海竜二より連絡を受けた津川雅彦らが芸能人仲間に呼びかけ、
中村玉緒、明石家さんま、中村勘九郎 ( 後に18代中村勘三郎 ) などといった
名立たる俳優や芸能人が駆け付けた復旧チャリティイベントが行われ、
イベントに先立ち飯塚市中心商店街で 「 お練り 」 も行われた。
このイベントでは、田村正和や木村拓哉らの私物がチャリティオークションにかけられ、
東京でも滅多に無い豪華なイベントとして話題となった。

上記水害の後、約1年かけて復旧工事が行われ、
翌年9月に復興し、11月には、
浸水被害直後の2003年(平成15年)9月に公演予定だった
九州の人気劇団ギンギラ太陽'Sの公演も行われた。
開場より伊藤家の家族経営により営業を続けてきた唯一の民営の芝居小屋であったが、
復旧に際して公的資金の支援を受ける必要があったことから、
特定非営利活動法人 ( NPO ) 化され、英子が初代理事長となった。
しかしこの時点で英子は既に高齢となっていたため、
後に養子として入った伊藤英昭夫妻に劇場運営全般は移し、
自らは来場する役者らの話し相手を務め、
2010年 ( 平成22年 ) 8月22日、老衰で91年の生涯を閉じた。
2006年 ( 平成18年 ) に、国の登録有形文化財に登録される。



長崎県新上五島町 ・ 五島風景 「 トライアスロン大会ポスター 」

2016-06-05 00:21:27 | 写真







今日、上五島で行われる 「 トライアスロン大会 in 上五島 」 。

上五島の奈良尾港付近では、
トライアスロン大会のコースを報せる案内板や
のぼり旗が設置されていた。

他の離島に比べて観光客の少ない上五島にしては、
一大イベントとなる 「 トライアスロン大会 」 。

参加選手のみならず、応援に来た人たちにも
上五島の良さを知ってもらいたいものである。