たくさんのオーヴが写っている玄室内部
羨道の袖が崩れ、墳丘の高い位置に開口部がある
開口部までの羨道が崩れ落ちて入り口は狭くなっている
前室からせり出た袖石( 玄門 )越しに玄室を見る
穴ケ葉山古墳3号墳は、3つある古墳の中で一番高い場所にある古墳で、
コンクリートの階段を上ると墳丘の中段に古墳の開口部があり、
崩れた墳丘斜面が羨道をむき出しにして、
しゃがまなければならない高さ1mにも満たない開口部をくぐると、
前室があり、前室と玄室を区切る大きな袖石がせり出ていた。
巨石を積んだ立派な玄室は、幅約2m、玄室長3m弱、高さ2.5mほどあり、
壁面下部に巨石を配し、側壁は大きく持ち送っている。
遺体が安置されていたと思われる床には小さな栗石が
巨石の根に敷かれてあった。
一番上の写真でお解りだと思うが、
この写真の大きさでも確認できるほどのオーヴが出ていた。
そのオーヴは床にも出ており、それぞれのオーヴの中には模様が入っており、
パソコンで見ると、それはおびただしいオーヴの数であった。
数の多さで言えば、高千穂峡の天安河原で撮った時よりも強烈である。