






古くから海外へと開かれ、さまざまな異国の文化がいち早く渡来した長崎県平戸。
そんな平戸の地で文亀2年 ( 1502年 ) 年に創業した蔦屋は、
江戸時代より平戸藩主・松浦家の御用菓子を務めてきた歴史ある御菓子司である。
約150年前に松浦家が編纂した 『 百菓乃図 』 には、
蔦屋の名物であるカスドースとともに当代・蔦屋善作の名が記され、
現在も、藩祖・鎮信公が興した茶道 「 鎮信流 」 の茶請け菓子を提供している。
数百年の時を超えて、蔦屋が正直に守り続ける伝統の味を味わうのも、
平戸を知る上で話しの種として、またお茶の友として良いものである。
そうそう、このカスドースの食感というか味であるが、
味は、フレンチトーストのようなザラメ砂糖の効いたカステラのようなもの?
そんな味覚だったが、こればかりは個人差があるので、
何とも言えないので、食べていただくのが一番だと思います。