4頭が横一列に並んだ 「 きさらぎ賞のゴール前 」
「 九州男児 」 ニルキング
九州産ばかりのデビュー戦こそ
3着に敗れたものの
父 ニルコスの血を発揮して
またたく間の4連勝
一気にスターダムに伸し上り
シンザン記念はエリモジョージ
きさらぎ賞はスリーフラムの
ともに3着と頑張るが
骨折という憂き目に遭い
クラッシクを棒に振る
再び小倉の馬場に姿を見せたが
3才時 九州のファンを熱くさせた
激しいまでのニルコスの血を
見せることはなかった
父 ニルコス
母 ローヤルチェリー
生年月日 / 1972年2月25日
生産地 / 宮崎県
生産者 / 今市幸夫
性別 / 牡
毛色 / 鹿毛
調教師 / 田之上勲(栗東)
馬主 / 服部文男
競走成績 / 平地16戦4勝 ・ 障害6戦1勝
主な勝鞍 / デイリー杯3才ステークス
上の写真は第15回きさらぎ賞のゴール前の写真だが、
勝ったのは内から3頭目の白帽子のスリーフラム。
そして2着がゼッケン10番の桃色帽子のロングファスト。
3着がゼッケン8番の橙帽のニルキング。
そして4着が一番内のゼッケン4番のグレイトファイターで、
その着差はハナ、ハナ、アタマの大接戦だった。
この3着になったニルキングは
ニルコスとローヤルチェリーの間に生まれた九州産馬で、
全てにおいて劣勢だった九州産馬が、次々に勝って行く姿に夢を託した。
ニルキングもケンセイグットもコウエイロマンも、
九州産馬というだけでその活躍に魂が震えた。
それは、自分の中に流れている 「 九州 」 という血の宿命かもしれない。