福岡県鞍手町の新延地区の県道29号線そばにある 「 新延大塚古墳 」 は、
遠賀川流域で最大級の横穴式石室を持つ
古墳時代後期 ( 6世紀後半頃 ) の円墳で、
直径30メートル、高さ7メートルと、見かけの大きさは一般的なものだが、
その内部には外観からは想像もできない驚きの空間が広がっている。
奥行きが12メートル、玄室の高さは何と4メートル。
石室の奥壁や両側の壁には高さ2メートル、幅3メートルの花崗岩が使われ、
その内部は玄室には石塔や香炉が置かれ、拝所となっている。
出土した須恵器や馬具、武具などから、
かなりの権力者の墓だったのではないかと推測される。
所在地 / 福岡県鞍手町新延