所在地 / 長崎県佐世保市吉井町立石 ー 前岳
架橋 / 昭和8年 ( 1933年 )
橋長 / 15.5m 橋幅 / 3.6m
橋高 / 6.9m
昭和7年 ( 1932年 ) に佐世保から潜竜を通り
平戸口へと向かう県道 ( 現在の国道の旧道 ) が開通し、
それまでこの一帯は、深い深い谷で、
福井に行くのにも、田ノ元に向かうにも大変不便であった。
福井や前岳、御橋などでの採炭の興勢にもいよいよ拍車がかかり、
吉井はこの県道の開通によって交通の要所になっていた。
当時、この県道沿いには桜が植えられ、“桜町”と呼ばれ、
多くの人々で賑わいを見せていたそうである。
曲川橋は、この県道の開通にともない、
商店街や、佐世保鉄道 ( 当時、佐世保~世知原 ) 吉井駅への利便を考え、
架橋したものである。