藤本春秋子の句碑 ( 昭和53年 ( 1978 ) 4月 )
月の夜の 稲架けあます 古墳の前
魚見公園国民宿舎右側裏の高台上り口にあるこの句碑は、
「 浜木綿俳句会 」 会員たちが、
藤本春秋子の還暦祝いと同会創立二十周年を記念して句碑を建立したもので、
藤本春秋子は、芦屋町の俳誌 「 浜木綿 」 の主宰である。
句碑がある魚見公園は、
柏原道左側の小山の上こゝからは響灘の海上一面が見わたせる。
魚の群がくると波の色が変るので、
この山上に見張りが立っていて
魚群の来たことを浜に待期する漁夫に、
どの方向に魚群がおるかを知らせた魚見番所があった場所で、
魚見山というのは、古くから名づけられていた呼称である。