「 九州 ・ 沖縄 ぐるっと探訪 」

九州・沖縄・山口を中心としたグスク(城)、灯台、石橋、文化財および近代土木遺産をめぐる。

福岡県直方市  ・  随専寺 「 二蕉庵直峰の句碑 」

2016-09-19 02:27:15 | 文学・文化・映画作品










句碑は随専寺の入り口にある辯天堂の横に建っている






  『 行くほどに月雪花の道ふかし 』 



「 月雪花 」 とは、四季の自然の美しさの総称で、
「 月雪花の道 」 と言えば、 「 俳諧の道 」 を意味する。
俳諧の道は、究めれば究めるほど奥が深いという意味であろう。


二蕉庵直峰。 本名伴 ( ばん ) 博隆。
明治15年(1882)~昭和46年(1971)。

福岡県粕屋郡仲原村 ( 現・粕屋町仲原 ) に生まれ、
明治30年に、九州鉄道株式会社に入社し、
昭和7年に、国鉄直方機関区助役を最後に退職。
大正元年(1912)、 二畳庵峰月に弟子入りし、俳諧の道を志した。



長崎県松浦市今福港   「 朝の防波堤 」

2016-09-19 01:41:18 | 写真







  老若男女
  老いも若きも
  こぞって集まる
  港の防波堤

  日曜日の朝は
  釣り人たちの
  至福の時間だ



ゆいレール ・ 赤嶺駅 ⇒ 小禄駅  「 小禄豊見城 ( うるくとみぐしく ) 」

2016-09-18 11:38:00 | ゆいレール



ゆいレール 「 赤嶺駅 」









日本最南端の駅








赤嶺駅の下








※ 動画を再生すると、車内を流れる 「 小禄豊見城 」 のメロディーが聴けます。




赤嶺駅 ⇒ 小禄駅の間の車内メロディーは、 「 小禄豊見城・別名 ( 三村節 ) 」 が流れる。
小禄を ( うるく ) 、豊見城を ( とみぐしく ) 、垣花を ( かちぬはな ) と唄うわらべ唄は、
小気味いい節回しである。




『 小禄豊見城 』


小禄 豊見城 垣花 三村 三村ぬアン小達が
揃とうてぃ布織い話 あやみぐなよ 元かんじゅんどー

上泊 泊 元ぬ泊とぅ 三村 三村ぬ二才達が
揃とうてぃ塩たち話 雨降らすなよ 元かんじゅんどー

辻 仲島とぅ渡地とぅ 三村 三村ぬ女郎小達が
揃とうてぃ客待ち話 美ら二才から はい行逢らなや

潮平 兼城 糸満とぅ 三村 三村ぬアン小達が
揃とうてぃ魚売い話 安売いすなよ 元かんじゅんどー

赤田 鳥堀 崎山とぅ 三村 三村ぬ二才達が
揃とうてぃ酒たり話 麹出来らしよ 元かんじゅんどー


( 略 )

小禄村 豊見城村 垣花村の 三つの村の ねーさん達が
揃って布織りの話 模様を織り間違えるなよ 元がとれないよ

上泊村 泊村 元の泊村の 三つの村の にーさん達が
揃って塩炊きの話 雨降らすなよ 元がとれないよ

辻 仲島 渡地の 三つの村の ねーさん達が
揃って客待ち話 美男子が来ると良いね

潮平村 兼城村 糸満村の 三つの村の ねーさん達が
揃って魚を売る話 安売りしたら 元がとれないよ

赤田 鳥堀 崎山の 三つの村の にーさん達が
揃って酒造りの話 麹を上手くつくろう 元がとれないよ


小禄豊見城 ( うるくとみぐしく ) は、別名 「 三村節 」 とも呼ばれ、
昔の三つの村のそれぞれの生業や特色を唄い込んだ童唄である。
また、女の子が二人向き合い、片手を互いに合わせたり、
両手を一緒に合わせたりする遊戯の時にも唄われる。

小禄、豊見城、垣花の三村は、現在小禄と垣花が那覇市になっており、
豊見城も市として発展している。
かつて三つの村は琉球絣の産地であった。
潮平、兼城、糸満の三つの村は、糸満市に統合され、
旧、糸満は漁師のまちとして有名である。

上泊、泊、元の泊は、現在泊港がある国道58号線沿いの村で、
上泊は現在の新都心 ( おもろまち ) あたりであった。
辻 ( ち~じ ) 、仲島、渡地 ( わたんじ ) は、
国道58号線をはさんだ那覇のバスターミナル付近で、昔の遊郭街であった。
首里、赤田、崎山は酒造りの盛んな場所で、現在も多くの酒造所がある。

※ アン小 ( あんぐゎ ) とは、姉小で、未婚の娘のことを意味する。
    二才 ( にせた ) とは、若い男衆を意味する。




長崎県松浦市福島  「 土谷の棚田 」

2016-09-18 04:40:56 |  滝 ・ 名所 ・ 神社仏閣




































鷹島と金井埼の間に浮かぶ飛島と小飛島を見渡す高台に、
段々と連なる田んぼがある。
ここは 「 土谷の棚田 」 と言って棚田百選に選ばれた風光明媚な場所である。
そこで今日、 「 火祭り 」 が行われる。
 
そんな火祭りも今回で11回目を迎える。
棚田の畦道に設置された約3,000本もの灯籠に火が灯されると、
棚田が光の帯に彩られ、幻想的な光景が浮かび上がる。
 
 《 開催日時 》
  平成28年9月18日(日)小雨決行
  イベント 午後3時から
  点 火  午後6時

 《 会 場 》
  福島町土谷棚田周辺
  ( 松浦市福島町土谷免948-2 付近 )

 《 駐車場 》
  福島港仏崎荷揚場駐車場 ( 福島総合運動公園隣 )
  ( 松浦市福島町塩浜免2969 -8付近 ) 
  P1000台 ( 美化協力金500円、大型車は別料金 )
  ※棚田まで無料シャトルバスあり


船シリーズ ・ 野母商船 「 フェリー太古 」

2016-09-18 02:22:02 | 船 ・ フェリー ・ 港

































「 フェリー太古 」 は博多から五島を結ぶ定期フェリーである。
大正5年創業以来、野母商船の数多くの船に命名され親しまれてきた。
中国は北栄時代の詩人『唐庚』による漢詩の一節に、
「 静如太古 ( しずかなることたいこのごとし ) 」 より、
悠久の時を湛える海の静謐と、
航海の無事への祈りをこめて名づけられたものである。

そんな 「 フェリー太古 」 は、博多ふ頭を23:45分に出て、
五島まで寝ている間に連れて行ってくれる。
利用者にとっては、日中を有効利用できる利便性の良い船である。



● 全  長 94m
● 全  幅 14.4m
● 総トン数 1,598トン
● 航海速力 19ノット
● 旅客定員 350名
● 搭載車輌数乗用車換算 55台


第4位 みずがめ座 ・ 今日のラッキーポイント 「 絵画展 」

2016-09-17 07:00:15 | 今日の占い ・ 二十八宿とコトバ



去年、ボクが中津で開催した個展 「 悲しい馬たち 」 展





     このところ曇天や雨天が多かったが、
     今朝は久し振りに月や星が見えた。
     オリオンは南の高空に、
     まん丸い月は西の低空にあり、
     木々を揺らすことのない穏やかな風は、
     台風接近を微塵も感じさせなかった。
     そんな今日の順位は4位で、
     ラッキーポイントは、
      「 絵画展 」 である。

     夕方にサプライズの予感・・・
     ラブストーリーがスタート



福岡県宗像市  ・ 福岡県指定文化財 「 泉福寺の梵鐘と榎 」

2016-09-17 03:03:38 |  滝 ・ 名所 ・ 神社仏閣



寛文12年 ( 1672年 ) の梵鐘








泉福寺本堂






泉福寺の入り口にある榎



























泉福寺と道路を隔てた反対側にある 「 鐘崎郵便局 」











『 梵鐘 』

寛文四年 ( 1664 ) 当山の第八世照空上人は、梵鐘の鋳造を発願し、
有志より浄財の喜捨を受ける合間を見て翌年の寛文五年八月に即非檀師を訪れ、
沈鐘伝説の銘文を請い発願より、
八年後の寛文十二年 ( 1672 ) 四月に全ての目的を達成したと、
梵鐘の 「 池の間 」 周囲に銘文が刻されています。



『 榎 』

元和二年 ( 1616 ) 当山は第三世団空上人により、
上八村から現在地に移転した。
その当時には記念樹を多数移植しましたが、永年の間に風雨災害に遭い、
他の樹木は次々その姿を消し、唯一残ったのが、この 「 榎 」 です。
その 「 榎 」 も枯死寸前に陥りましたが、
檀信徒の方々が子々孫々までの保存を熱望され、
平成九年 ( 1997 ) 七月、樹木医の懸命の手当てにより見事に救われた。



長崎県宇久島   「 スゲ浜海水浴場 」

2016-09-17 01:46:31 | 海 ・ 港 ・ 空 ・ 木々



長崎鼻からスゲ浜海水浴場の遠望































































スゲ浜海水浴場は、
近接する大浜海水浴場に次いで二番目に大きい海水浴場で、
近年若者達に人気のマリンスポーツの場として整備が施され、
海水浴やキャンプ、ハマユウ群落との出会いなど、自然とふれあう楽しさも多彩である。

さらに、レストラン、シャワー室、更衣室、トイレなどの設備も充実しているので、
安心して海を満喫できる。



佐賀県唐津市  ・  ドラゴンボールのフリーザー 「 唐津城に現わる 」

2016-09-16 11:17:02 | 日記 ・ イベント















最初に見た瞬間、金爆の樽美酒!って思ったら、
ドラゴンボールのフリーザーだという。
で、 「 写真を撮ってもいいですか? 」 って訊くと。
「 ちょっと待って下さい。 」 と言って、
おもむろにフードをかぶり、ポーズを取ってくれた。

しばらくフードをかぶっていたが、
唐津城の石段がきつかったのか?
フードを脱いで、靴を履き替えて、
ハァハァ言いながら後ろをついて来た。
この日は気温も高かったので、フリーザーでも大変だったろうな。



第8位 みずがめ座 ・ 今日のラッキーポイント 「 ルームスプレー 」

2016-09-16 06:00:56 | 今日の占い ・ 二十八宿とコトバ

     十五夜だった昨夜は曇って見えなかった。
     それで、今朝 「 ひょっとして 」 と思って
     その姿を探したが、
     曇天に遮られて見ることはできなかった。

     昨日は雨だと思っていたが、
     ウレシイコトに空振りに終わった。
     気温は一時期よりも低くなったが、
     それでも蒸したので、不快感があった。
     そんな今日の順位は8位で、
     ラッキーポイントは、
      「 ルームスプレー 」 である。

     がさつな態度で魅力半減?
     常に緊張感を忘れないように・・・


長崎県佐世保市  ・ 佐世保風景 「 戸尾 ( とのお ) 市場 」

2016-09-16 03:26:07 | 写真




















戸尾市場は、古くから佐世保の台所といわれてきた商店街で、
200mほどある通りの両側に生鮮食品や
生活雑貨などの店舗が立ち並んでいる。
2012年の火災までは、中央戸尾市場、西海市場、
とんねる横丁、三角市場、戸尾市場の5つの市場で構成されていた。

比較的繁華な四ヶ町商店街や佐世保駅前通りのすぐ近くに位置していながら、
情緒ある独特な雰囲気で佇むそのさまから古くから親しまれている。



福岡県福津市  ・  津屋崎港 「 釣れた釣れた魚が釣れた! 」

2016-09-16 01:40:43 | 花・鳥・虫・魚・猫




















灯台の写真を撮りに防波堤の上を歩いていたら、
釣り人の一人がおもむろにリールを巻き始めた。
「 おっ!これは釣れたぞ! 」 と、
釣り上げるのを待って写真を撮らせてもらった。
その時、魚の名前を訊いたけど、忘れてしまった。 「 残念! 」



第1位 みずがめ座 ・ 今日のラッキーアドバイス 「 映画やお芝居を見る 」

2016-09-15 06:00:39 | 今日の占い ・ 二十八宿とコトバ

    今朝は、月も星も風もなく、
    予報された雨さえ無い漆黒の小路を
    犬の動きに合わせて
    懐中電灯が不自然に揺れた。
    そんな今日の順位は1位で、
    ラッキーアドバイスは、
     「 映画やお芝居を見る 」 である。

    プライベートの時間が充実し大満足
    非日常を体験できるスポットにGO


北九州市八幡東区  ・ 『 雪霏々と舷梯のぼる眸ぬれたり 』  横山白虹 

2016-09-15 03:50:00 | 文学・文化・映画作品





















横山白虹は東京生まれで、九州大学医学部に進み、
大正13年 ( 1924年 ) に友人たちと 「 九大俳句会 」 を創立し、
吉岡禅寺洞主宰の俳誌 「 天の川 」 に投句を始める。
卒業後は北九州に住み、病院長を務めた俳人で、
後に、 「 天の川 」 の編集長となった。

昭和12年 ( 1937年 )、俳誌 「 自鳴鐘 ( とけい ) 」 を創刊、
「 出航 」 と題して発表した連作五句の中の一句が、次の句である。


  『 雪霏々と舷梯のぼる眸ぬれたり 』  


雪がしきりに降る中を船のタラップを登ってゆく。
その女の人の目が雪でぬれている、という句である。

門司港は古来から九州の玄関口として栄え、
国内外からの船の往来が盛んだった。
客を迎えるか、見送りに門司港へ行った白虹が目にした光景であろう。

この句は白虹の第一句集 『 海堡 』 ( 昭和13年、沙羅書店 ) に収められ、
山口誓子は、その序文でこの句を 「 近年における傑作の一つに数へてゐる。
この作品には白虹君の志向している詩性が、瑞々しく、
しかも的確に描かれてゐるからである 」 と絶賛している。

白虹のこの句碑は、山口誓子の 「 七月の青嶺まぢかく熔鑛爐 ( ようこうろ ) 」 とともに、
北九州市八幡東区の高炉台公園の熊本山にある。



横山 白虹 ( よこやま はっこう )
明治22年(1889年 ) 11月8日 ー 昭和58年( 1983年 ) 11月18日。
俳人、医師 。本名は健夫 ( たけお ) 。
本籍地は山口県大津郡深川町 ( 現・長門市 ) 。

東京府生。父は評論家・ジャーナリストの横山健堂 ( 本名健三 ) 母菊子の長男。
東京府立一中、一高を経て九州帝国大学医学部を卒業。
九州帝国大学医学部講師、三好中央病院長、日炭高松病院長を歴任の後、
小倉市 ( 現・北九州市 ) で横山外科病院を設立。
1930年1月、俳人仲間の美都代と結婚。美津代は次女郁子出産後、産褥熱で死去。
1938年、周囲の反対を押し切って房子と再婚。
1946年、病院が焼失。
1947年小倉市議会議員のち同議長。全国市議長会副議長を歴任。
北九州市誕生と同時に北九州市文化連盟会長。
長男は高分子化学者の横山哲夫 ( 長崎大学工学部教授 ) 、
四女に寺井谷子 ( 現代俳句協会副会長 ) がある。



長崎県松浦市今福港  「 癒やしのクラゲ 」

2016-09-15 01:18:49 | 花・鳥・虫・魚・猫
長崎県松浦市今福港  「 癒やしのクラゲ 」














   今福から鷹島汽船で鷹島に渡る前に、
   出航まで時間があったので、
   海を見ていたら、
   海月 ( クラゲ ) がマイペースで泳いでいた。

   その優しい泳ぎに癒やされた。