トロピカルガーデンのある大紀町錦地区は
昔から津波被害に遭っていた地域で
現在、錦タワーと呼ばれる津波避難用の建物が建っています。
らせん階段で上まで登れるようになっていて一階はトイレ、
二階に防災資料館、三階が避難所になっています。
↑最上階
普段は展望台
町内には錦タワーとは別にもう一つ、四角いタイプの避難用の建物もありました。
どちらも目立つ建物なので地元の人でなくても逃げ込みやすいかもしれません。
いくら津波危険地域だとはいっても
一般民家の多くは今も便利な港の周辺に建てられているのが現状なのですが、
真新しい役場だけは丘の上に建てられています。
そして、役場のある丘は神武台と呼ばれていて
神武天皇が東征の折に上陸した場所と伝えられているそうです。
R260沿いに神武台と書かれた看板が出ているのを以前から見ていたのですが、
車なので急に止まるわけにもいかず、
いつも通り過ごしていたところでした。
神武台と書かれた案内板のすぐ横に駐車場
その向かいに登り口がありました。
いが栗の落ちている道を上っていくと
5分ほどで到着!
なんだかあまり人気がありませんね・・・
以前は東屋などもあったみたいですが、
現在は数か所のベンチに石碑
御座石と書かれた岩がポツンとあるだけ
トンビの巣になっていました。
もっとも、神武天皇がこの石にお座りなられたという確証などあるはずもない
というか、ただ船から降り立った地なのに
わざわざこんな高台に来ないよななんてことを思いつつ
本当に、錦から宇陀へ向かったのかということさえ謎のまま
ただ、この地域には古代からの人の痕跡があり
奈良へ向かう道もあったことは事実なようです。
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