昨夜から今朝にかけての台風の余波は明け方には収まり、午後からはまた蝉が鳴きだして、曇りがちながら、夏が戻っって来たような陽気となっています。蒸し暑いです
さて今回はいよいよ最終回の「谷瀬のつり橋」編です。
やっと谷瀬のつり橋に着きました。確かpekoがこの橋を渡り、乳姉妹の親戚の家に泊めていただいたのが中学生の時、ゆうに40年以上前のことです。当時もこの橋をバイクで渡ってらしたのを見たことがあって、驚いたのを覚えていますが、サイトを見ると自転車で渡られてる動画もあって、皆さん凄いな~~って思いました。8月4日には「橋の日」にちなんで毎年此方では「揺れ太鼓 つり橋祭り」があって、高さ54メートルのつり橋の真ん中での太鼓演奏があるようです。タダでも揺れるのに・・きっと感動でしょうね~~~peko達は一日早かったのです~~。(残念!!)
説明板の近くで、家族で「どうする??~渡ってみる~??」と言いながらも「わ~~こわい~~」なんて言う声が聞こえてくるとほんとに「どうしょう~~でも
せっかく此処まで来たしな~~」なんて思いながら意を決して渡ることにしました。
やっとこ着いたところで振り返ると、同時に渡り始めたはずの主人達が、行きかう人を途中で止まって、やり過ごしてから進んだようで、(そういえば気配がないな~と思いながらも後ろを振り返る余裕もなく・・
)視覚障害者の主人を息子がサポートしながら渡ってくるところでした。
渡り始めのpekoはというと、途中で写真を撮ろうと思いカメラを首に吊り下げ両手で持ってたんですが、10分の1も進まないうちに歩くことに集中しないと怖くて怖くて行きかう人の「怖い~」の声にも怖気づいたりで写真どころではなく、無意識に両手でカメラを持ったまま思い切ってひたすら板を見つめて進んだり、途中で止まったり、行きかう人を交しながらも、「まだ半分だ~~
怖い怖い 怖い怖い」とぼそぼそ言い、風が吹いたり人が多いと揺れがひどくなるので立ち止まり「ほんとに渡りきれるのか~~?戻る~~??渡ったら山道でもいいから戻ればいいか~」なんて思いながら進みましたら・・結果渡れたのです~
。
渡りきった時に撮った左右の風景です。川遊びの方達ですね。右は「十津川温泉 熊野方面」です。pekoが「普通の道帰れないのかしら・・」なんて主人たちに話してたら、此方にあるお土産物屋さんの御主人が、「歩きますか?7キロありますよ」と言われたので「
つり橋戻るしかないですね~~」と・・・いざ出発
帰りは主人たちが前を行きます。行き交う人もいないし、揺れも少なかったので、思い切って立ち止まり足元を撮ってみました。そして怖々・・・
昔は集落や耕地があったという左右の川原を・・。
やれやれで到着、↑戻って来たという証に一枚。帰りは行き程の恐怖もあまりなかったような気がしました。右の橋の写真は「かき氷」を食べたレストランから撮ったものです(上の辺りに照明が映ってしまってます
)ガラス張りでつり橋や周りの風景を見ながら食事ができます。
今回の「熊野古道館~谷瀬のつり橋まで(1~6)」のドライブ小旅行の行程は、地図の白い線で描き直したところになります。
神話の時代から神々が鎮まる特別な地と考えられた「紀伊山地」は、古道に加えて↑の地図に記されてます金剛峯寺~慈尊院までのグリーンの「高野山町石道(こうやさんちょういしみち)」、熊野本宮大社~吉野金峯山寺までの茶色の、「大峯奥駈道(おおみねおくがけみち)」の二つの信仰の道もあって「町石道」は1町毎に町石と呼ばれる「石塔婆」が建てられてるそうです霊場の「吉野 大峯」は標高千数百メートル級の急峻な山々に開かれた「修験道」の聖地で、険しくて一般のウオーカーは歩くことができないようです。
世界遺産「熊野古道」は今回、地図で見ると、ほんとに、ほんの・ほんの少し歩いた(?)(写真の「中辺路」と記されてるところあたりだけ見たという感じですね・・)ピンク色「中辺路(なかへち)」と、地図の高野山(金剛峯寺)へと続くブルーの「小辺路(こへち)」、紀伊田辺から那智までの海岸沿いに進む、黄色の「大辺路(おおへち)」、伊勢市から新宮までのグリーンの「伊勢路」ということになります。
和歌山に住んでいるのに熊野古道をまったく知らないで過ごしてきて、今回ほんの少しでしたが見ることができて良かったです。何時か中辺路の1時間コースでもいいから歩けるといいのですが、年々落ちていく体力的にも、もう無理かもしれません~
シリーズでUPしてきましたドライブ小旅行、長くお付き合い頂きまして有難うございました