今回から、ペンギンのお子様特集です。
ベビーフードを待つケープのヒナ。
飼育員さんの手元をじっと見つめています。
ほわほわの綿羽、なんだか毛玉になっているように見えます。親の羽繕いに代わるブラッシングなんて、やっぱりしないですよね。
首を伸ばしているとは言え、向かい合って立つお父さんよりもでかい、キングのヒナ。
キングヒナの綿羽は長いので、中身は案外小さい。過剰包装?みたいですね。
でも背の高さは見た目が正味ですから、やっぱり充分に大きいです。
おかげさまで、長老だと思われたりします。
お、ケンカか?
キングのヒナは目つきが鋭いので、「遊びましょ」であっても「気に入らねえな」であっても、同じように攻撃的に見える、と思います。
双方とも親がフリッパーを添えて応援しているみたい。ヒナも、親がいるから強気だったり。
お母さんといっしょ。
母親について1段高いところに上がり、満足げなヒナ。
母親にくっついているヒナ、いつも父親と一緒のヒナ、両親にガードされているヒナ、いろいろです。
親の性格か方針か、ヒナの好き嫌いか。
観客は、ついている親キングの性別に関わりなく、「お母さんといっしょ」と見なすようです。
「子育て=母親」という見方は根強いと思う一方、鳥類を含む野生動物でメスだけが子育てする種類は多いので、全くの的外れではないとも思います。
だけど、カモやライオンやゾウがそうだからペンギンも「お母さんといっしょ」だと考える人の割合は、どれくらいでしょうね。
御子様フンボルト。
柔らかな色合いと白いホッペが愛らしい、まさに見頃です。
もう少し経つと、目やクチバシ付け根の周囲が黒くなってきます。
そうなると、老けた感じになるだけではありません。なかなかのワルに見えます。
若者特有の好奇心行動力とあいまって、いかにも「ちびっこギャング」。次は何をしてくれるか、目が離せません。