さて、これは何でしょう。
イギリスの古都コルチェスターの歴史博物館で見つけて、「なんというお姿・・・」と、目が釘付けになってしまった一品。
キングペンギンの羽皮を使ったマフです。キングのハラ側、クチバシよりも下の部分を使っています。(マフをつけたマネキンの腕だけ背景板に取り付けてあります。)
19世紀のファッションに欠かせない、ちくわ状の防寒具マフ。エキゾチックな鳥などを使った「お土産マフ」が大流行したのだそうです。
キツネやウサギやテンなどの動物を使うのだからペンギンも同じと思われていたわけですが、今の私たちから見るとトンデモなファッション。流行だけでなく、価値観も変わりますからね。
ここはどやろ。
うにゅ~っと首を伸ばして、外の様子をうかがっています。
うかがってどうするのか、って、たぶん何のつもりもないと思いますけど。ただ、やってみるのが面白いのだと、想像するしかないですけど。