越前松島に昨年(2013)5月にやって来た新人王。
登別生まれの下田暮らしで御年およそ10歳。
小柄男子で、性格も控え目。転入10ヶ月なのに、まだみんなと馴染みません。
お散歩も、ひとりでお留守番。お気に入りの鏡前中心を動きません。
プールにもあまり入らないけど、ムリに追い込むのもイケナイので、王様のお心のままにしてあるそうです。
でもこの美しさは、密かに水浴びしている証拠ですよね。
今はフリッパーバンドをつけておりませんが、顔で見分けるのは簡単。
下クチバシの先端がご覧のように突き出しています。
そして、通の方には、小顔かつショウユ顔が目印。
後ろ向きの場合は、同じく鏡前を動かない青バンドのサン君にときどき邪険にされているのでわかります。
ところで、新人王の前任地である下田海中水族館には、キングがパタゴニカスとハーリーと亜種2種類いたのだそうです。
新人王は、越前のみんなと同じパタゴニカス。
これを書いている現在、下田はペンギンプール改修工事中で、キングが疎開しているそうです。
でも新人王は疎開ではなくて「もらった」とのことです。
が、まさか本当にもらっちゃったのではなくて、やっぱり然るべき手続きとか代金その他の授受とかがあったのでしょうねえ。
越前松島のおなじみキングのうち、ゴバン君。
ガラス際で外を向き、こんなポーズでじっとしていることが時々あります。
正面向きでフリッパーを広げているのは威嚇ポーズっぽいのですが、下を向いています。それに、誰もいないところに向かってやってます。こちらが移動して、正面から撮影したのです。
威嚇ではないはずですが。
クチバシをあげてじっと前を睨んでいることも。
いずれの場合も、クチバシ先端からペンギン塩水が垂れているのが特徴。
お掃除中につきアクリルが水滴だらけですが、ポトリと落ちそうなペンギン塩水、ご覧いただけると思います。