キングペンギンは誰もかれもみんなそっくりで見分けつかない。ようではありますが、案外違いがあります。
こちらは越前松島水族館のサン君。おじいちゃんペンギンです。(高齢かつ孫あり) 最も目立つのがクチバシ。ゴツゴツとして長く、表面がザラザラした感じになっています。
オスではわりと若い頃からクチバシがこんなふうに大きめになってくる個体をよく見ます。
こちらは越前のキング成鳥で最も若い姫様。亜成鳥を卒業したばかりの2歳半です。クチバシはすらりと伸びてツヤツヤピカピカ。
高齢のオスでもクチバシがスッキリしている個体がいますが、たいていは若いとこんなクチバシ。けっこう違いが出ますので、個体識別の有力手がかりとなります。ただし、クチバシを削って整えたり(人が)することもあります。