正面に見えますのがイワトビペンギンのタマゴでございます。
よく見ると、「1」と書いてあります。タマゴが2個産まれることに備えて、識別のため飼育員さんがまず1個目に「1」と書いたのでしょう。
ペンギンファンのためにタマゴ御開帳サービス、だったらよいのですが、どうも抱卵の意志がアヤシイ感じでした。抱卵交代でもなく、ずっとこうしてタマゴを露出させたままだったのです。抱卵がうまく行かないことが時々あるそうです。この後どうなったか、気がかり。
このオスイワトビは、どうもお腹の下にタマゴあるっぽいのですが。
向きを変える時も、タマゴを見せません。さすが老練の子育て男子。
「うーん、タマゴまだやなー。」 気が荒いと言われるイワトビですが、こんなときは愛情たっぷりのやさしい仕草が見られます。
左側の個体は右バンドに色ビーズがついていないようなので、もしかしたら彼らはオスペアかもしれません。同性ペアはそう珍しいことではありません。抱卵子育てのスキルが高くて、他のペアのタマゴを任される同性ペアもいます。さて、彼らの真相は?
イワトビペンギン、繁殖シーズンです。海遊館5月の様子です。ペアが何組か、お気に入りの巣に巣材を運び込み、場所取りをしています。
一見お辞儀ふうの姿勢でハラを羽繕いするキング。鋭いクチバシが刺さっているふうに見えます。エディンバラ動物園の若手、マクリーン君でした。
お知らせ: 次回は11日の予定でございます。
「えっこらしょーっと。」 下積みになっていたダンナ様が、奥方を背中に載せたまま起き上がるところ。ハラには、巣に敷き込んだ小石の跡がついています。