二度寝から目が覚めたのは八時過ぎだった。少し頭が痛いようなおかしな感じがする。旅行中の土産話については、想い出にに耽りながら後記するとしても、先ずはそこでお騒がせし、お世話になった皆様にお礼の気持ちを書き記しておきたい。
時差のみならず、土地や気候や文化の差異を体に残っている内に、それを記録しておきたいと思っている。その意味からも九千キロを12時間で移動する経験は貴重である。
日本へと持ち込んだように幾つかのお土産を自宅へと携えた。自分の為には茶碗を持ち携えたので、早速購入したお茶と空港で買った八橋を楽しむ。その徳力牧之助作の茶碗は、その油落としの技法からエンジニアの友人にプレゼントしようと思ったのだが、その薄い焼き物と特別な感じに気がついて自分でお薄を淹れてみたくなった。
お茶の缶に書いてあるように茶こしを通すといつも以上に泡が立ち甘みが増した。
徳力牧之助は、西本願寺の絵所の家柄で彦之助の四男とネットにある。この茶碗の面白さはなんと言っても油を流してある部分が緑に発色していて、お茶のように見えるところだろう。肉厚の薄さもその洗練に反して、扱い難そうと感じたが、思った以上にシックリと来て、持つ手も啜る口元も熱くはない。
その友人には悪かったが、お薄を淹れながら、これからもこれをマイ茶碗の列の筆頭に置いて楽しみたいと考えている。
時差のみならず、土地や気候や文化の差異を体に残っている内に、それを記録しておきたいと思っている。その意味からも九千キロを12時間で移動する経験は貴重である。
日本へと持ち込んだように幾つかのお土産を自宅へと携えた。自分の為には茶碗を持ち携えたので、早速購入したお茶と空港で買った八橋を楽しむ。その徳力牧之助作の茶碗は、その油落としの技法からエンジニアの友人にプレゼントしようと思ったのだが、その薄い焼き物と特別な感じに気がついて自分でお薄を淹れてみたくなった。
お茶の缶に書いてあるように茶こしを通すといつも以上に泡が立ち甘みが増した。
徳力牧之助は、西本願寺の絵所の家柄で彦之助の四男とネットにある。この茶碗の面白さはなんと言っても油を流してある部分が緑に発色していて、お茶のように見えるところだろう。肉厚の薄さもその洗練に反して、扱い難そうと感じたが、思った以上にシックリと来て、持つ手も啜る口元も熱くはない。
その友人には悪かったが、お薄を淹れながら、これからもこれをマイ茶碗の列の筆頭に置いて楽しみたいと考えている。