Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

昨年とは異なる今年

2008-04-27 | ワイン
一月振りのワイン地所散歩である。少し様子を見るだけに出かけたのだが、一時間半ほどふらふらしてしまった。

何よりも下草の緑が気持ちよく、肥料の匂いなどに交じって、強めの夕日によって草いきれな趣がある。

どの風景が美しいとかの特別なアングルはないものの、何処まで歩いて行っても気持ちよく美しい。

地所ウンゲホイヤーの上っ面からキルヘンシュトックとの境までやってくると、むっとした大気を感じた。案の定そこの蕾は今にも開きそうな勢いだった。なるほど局地気候とはそれだけの違いがあるのかと今更思うのだ。

そう思って、キルヘンシュトックの南面斜面を見るとなるほど蕾は開きかけているが、その上のイェーズイテンガルテンは未だなのだ。ゲリュンペルなどはまだ硬い。

五月の試飲会のお知らせが続々と入ってきている。その中に、先日の見本市プロヴァインにて、バッサーマンヨルダン醸造所の2007年産ライタープファードがプファルツで一番のお墨付きを得たとある。

このワインを日本で既に飲んだのは、おみあげで三月に持って返り、先日新居訪問の際に開けてくれた夫婦とザウマーゲンパーティーで第三夜にご招待したご夫妻の二件だけで、その他は先ず日本には居ないだろう。

評価は、一押しのキーセルベルクには明らかに届かなかったが、そのライタープファードとウンゲホイヤーが並び称されている事からも、キーセルベルクは現時点で世界最高のリースリングとした賞賛はそれらのレヴェルの高さから眉唾ものではないと言うことが分かっていただけるだろう。

それ以上に、ワインを飲みつけない人でも、正しくプレゼンテーションされれば、専門家諸氏並みもしくは以上に正しい評価を下せる事が証明された。
コメント (15)
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