十日ぶりにワイン地所を歩いて来た。前回も今回も葡萄を摘んだ。素晴らしい出来である。
前回は葉の影になっている葡萄などが青々していたのだが、既に葉も少なくなっていて、陰に隠れている葡萄も少なくなっていた。黄色に色づいて来ているリースリングは健康そのものである。一部には貴腐が始まり掛けているが、健康その物の葡萄は瑞々しい。
前回試したウンゲホイヤーとペッヒシュタインの葡萄には酸の欠如などを感じたのだが、この十日ほどで味が凝縮して来ており、土壌の味を強く反映してむしろ熟成という名の甘さが消えてすっきりとした味が奥行きを与えている。一粒食べればそれが何処の地所の葡萄か分かる。
この間強く陽が射すようなことは殆どなかったが、午前中はいつも曇り勝ちとはいえ、雨が降ったり霧でじめじめするようなこともなかった。殆ど完璧な推移をしている。このような葡萄から糖が残ったり、苦味があったりするワインを醸造するのは至難の業としか思え無い。
印象からすれば2005年産の構造的な味よりもより奥行きがあって、2007年産よりも味が凝縮している。大雑把な印象であるが、このような実りの感覚は初めてである。
写真:上9月24日撮影、下10月2日撮影のフォンブール醸造所とバッサーマンヨルダン醸造所の地所キルヘンシュトュックの実り
前回は葉の影になっている葡萄などが青々していたのだが、既に葉も少なくなっていて、陰に隠れている葡萄も少なくなっていた。黄色に色づいて来ているリースリングは健康そのものである。一部には貴腐が始まり掛けているが、健康その物の葡萄は瑞々しい。
前回試したウンゲホイヤーとペッヒシュタインの葡萄には酸の欠如などを感じたのだが、この十日ほどで味が凝縮して来ており、土壌の味を強く反映してむしろ熟成という名の甘さが消えてすっきりとした味が奥行きを与えている。一粒食べればそれが何処の地所の葡萄か分かる。
この間強く陽が射すようなことは殆どなかったが、午前中はいつも曇り勝ちとはいえ、雨が降ったり霧でじめじめするようなこともなかった。殆ど完璧な推移をしている。このような葡萄から糖が残ったり、苦味があったりするワインを醸造するのは至難の業としか思え無い。
印象からすれば2005年産の構造的な味よりもより奥行きがあって、2007年産よりも味が凝縮している。大雑把な印象であるが、このような実りの感覚は初めてである。
写真:上9月24日撮影、下10月2日撮影のフォンブール醸造所とバッサーマンヨルダン醸造所の地所キルヘンシュトュックの実り