Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

無駄なアイロン掛け仕事

2009-10-27 | 生活
証明写真を撮りに行った。新たなデジタル化される生体認証写真である。予めどのようなものかは質問していたのが、やはり写して見るとなるほどと思うこともある。

要するに目の位置や骨格がスキャンして、間違いなくその情報がデジタル化されるように写されるので、どうしても顔は大きく写される。だから以前の正面写真のように、雰囲気などはどうでも良いのである。

つまり服装やシルエットが最もその人らしく美しく映るアングルを捉えることが無くなって、全く即物的な映像が要求される。

髪の毛の色合いや目の色や肌の色、唇の色合いなどもしっかりとデジタル化されて検索できるのである。とは言っても裸で行く訳にはいかない。少なくともそれなりの身なりをしていかないと、写真にそれが写る。

最初はディナージャケットの蝶ネクタイと上着で写そうかと思ったが、どうせあまり写らないので、普通のスーツと適当なシャツに棒タイをあしらった。

シャツは普段に着ているものが、まだ首元がしっかりしているので、それの皺を取るために胸元と襟元だけにアイロンを掛けて出かけた。

四枚ほど写してなんとか少々微笑みのものが撮れた。そして出来上がったものを見て、タイより下が全く写っていないのを確認した。一体何のためにアイロン掛けしたことか?
コメント
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