Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

田中さんの出入り禁止事件

2011-11-06 | マスメディア批評
承前)田中さんが、東電会見に「出入り禁止」となった。東京都が処理する「産業廃棄物」を東電の子会社が請け負ったとする質問をしようとしたからだ。それを司会者に発言を阻止されて、出入り停止となったのである。

田中さんは最後まで追及する。ガンマー線だけでなくアルファーやベーター線の問題はどうなんだと質問するのだ。

これは、先日の質問同様に大変重要な点を追求している。要するに細野大臣が昨日宣言した、「核廃棄物ではなくて災害に伴う瓦礫である」と言う立場である。これは実は疑わしいが、それによって東電は賠償責任を大きく逃れることが出来る ― それどころかそれで企業活動と称して税金を更に懐に入れようというのだ。そこを田中昭は追及しようとした。

東電は午前中に既に説明したと言うが、それは通らない。日曜日の午前の会見は中止しようとしていて、なにを説明責任を果たしていると言うのだろう。

田中さんの、カメラマンを兼ねた「カタルシス中継」を初めて観たが、それが最初で最後ともなるかもしれない。しかし、先日の中性子問題に続き今回の質問はもっとも市民が関心を持っていることを、改めて問うていて、何度も繰り返して東電の犯罪行為を追及しているのである。

ただし残念ながら、田中さんが暴こうとしているのは、最終的には政府や行政、そして東電などその手下どもの犯罪であって、今まで首相官邸府や産業経済省その他に強制権力が入れないのと同じく、東電にすら強制捜査が入らない摩訶不思議さを追求しているのである。そのように思う極普通の有権者は平等党の支持者にならなければいけないのか?そうした問題をもう少し考えていこう。

作務衣の様なものを羽織った田中さん、もはや追及する相手は巨大な権力構造となってしまっている。如何に冷静な御仁でも満員電車などには乗らない方が良い。



参照:
「東京都瓦礫受注が東電関係会社」について平等党田中氏が質問。そして東電の記者会見に出入り禁止となった (みんな楽しくHappy♡がいい♪)
中間貯蔵施設を首都圏に誘致しよう (郷秋<Gauche>の独り言)
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