トスカーナ沖の島で地中海クルーズ豪華客船が座礁したニュースが入った。定年家庭に人気のあるクルーズであり、自動車クラブの機関紙などをその宣伝がいつも賑わしている。
事故を起こして傾いた豪華客船コスタ・コンコルディアもそこでも有名な船で、三月に旅程が組まれていた。それ以上に目に付いたのは、違う船を使ったものだがヴィーナーフィルハーモニカーと一緒に旅する豪華クルージング企画である。詳細を見るとやはり船内でも室内楽などが催されて、コンツェルトマイスターのホーネックやピアニストのブッフビンダーやソプラノのキリュッシュラーガーなどが古典派やロマン派の音楽を演奏するというのである。またアテネやイスタンブールで陸に上がったところではブロムシュテット指揮の演奏会が組み込まれている。
こうした企画や状況を見ると如何にクルージングの市場とそうした音楽の市場が結びついていて、尚且つ陸上でお客を待っているだけではもはや需要が不足しているということでもあるのだろう。
昨晩は水曜日に続いてクライミング練習であった。水曜日はライヴァルともザイルを組んで少し登ったが、シーズン三回目で室内の壁に大分慣れてきていた。流石である。彼が水曜日に登っていた新しいルートのところを昨晩金曜日に登ってみたが、初見で完璧にはこなしていないだろうが、トップロープでぶら下りながら登ったがなかなか手ごたえがあった。手掛かりがとても小さいので、気合が必要となる。紛れも無い六級である。
さて、我々は六級プラスのオーヴァーハングの練習と庇帯を四つこなした。七級プラスが意外にこなせて驚いたが、どうも小さな手掛かりへの適応性が格段に上がったようで、こうなると石灰質の岩壁での可能性が格段に広がりそうである。上腕の力も徐々について来ているようなので予想以上に早く目標に達するかもしれない。金曜日の困難度の平均は六級を越えただろうか。
相棒の医者の様子を見ていると、その点で練習量に比例する進歩は十分にあるのかもしれないが、伸び悩みの原因はやはり上体優先の腕力で登っているので、六級から七級への壁が完全にはだかっている。実際には五級プラスでも問題があるのだが、室内の壁では力ずくで六級のオーヴァーハングまでぐらいは登れてしまうので勘違いを起こしやすい。どのような教育的なプログラムを、自らの合理的な練習とともに考えていくか。しかし、それにしても白髪の婆さんに対抗意識を燃やしているのには驚かされる。天井まで続く最も長い庇の一本は試せるかもしれないというと、喜び勇んでいる様子が伺えた。大分いかれてきているのである。
アルパイン協会の新しいスローガンに、室内と室外はまた違うというクライミングへの注意勧告がなされているが、岩の形状や堅牢性だけでなく、短期間に合理的な練習である程度登ってしまえるようになる室内と、様々な技術を組み合わせながら神経をすり減らす室外での経験の積み重ねの差は甚大である。
参照:
毒が体中に回った元旦 2012-01-02 | 暦
とても景気の良い環境 2012-01-01 | アウトドーア・環境
事故を起こして傾いた豪華客船コスタ・コンコルディアもそこでも有名な船で、三月に旅程が組まれていた。それ以上に目に付いたのは、違う船を使ったものだがヴィーナーフィルハーモニカーと一緒に旅する豪華クルージング企画である。詳細を見るとやはり船内でも室内楽などが催されて、コンツェルトマイスターのホーネックやピアニストのブッフビンダーやソプラノのキリュッシュラーガーなどが古典派やロマン派の音楽を演奏するというのである。またアテネやイスタンブールで陸に上がったところではブロムシュテット指揮の演奏会が組み込まれている。
こうした企画や状況を見ると如何にクルージングの市場とそうした音楽の市場が結びついていて、尚且つ陸上でお客を待っているだけではもはや需要が不足しているということでもあるのだろう。
昨晩は水曜日に続いてクライミング練習であった。水曜日はライヴァルともザイルを組んで少し登ったが、シーズン三回目で室内の壁に大分慣れてきていた。流石である。彼が水曜日に登っていた新しいルートのところを昨晩金曜日に登ってみたが、初見で完璧にはこなしていないだろうが、トップロープでぶら下りながら登ったがなかなか手ごたえがあった。手掛かりがとても小さいので、気合が必要となる。紛れも無い六級である。
さて、我々は六級プラスのオーヴァーハングの練習と庇帯を四つこなした。七級プラスが意外にこなせて驚いたが、どうも小さな手掛かりへの適応性が格段に上がったようで、こうなると石灰質の岩壁での可能性が格段に広がりそうである。上腕の力も徐々について来ているようなので予想以上に早く目標に達するかもしれない。金曜日の困難度の平均は六級を越えただろうか。
相棒の医者の様子を見ていると、その点で練習量に比例する進歩は十分にあるのかもしれないが、伸び悩みの原因はやはり上体優先の腕力で登っているので、六級から七級への壁が完全にはだかっている。実際には五級プラスでも問題があるのだが、室内の壁では力ずくで六級のオーヴァーハングまでぐらいは登れてしまうので勘違いを起こしやすい。どのような教育的なプログラムを、自らの合理的な練習とともに考えていくか。しかし、それにしても白髪の婆さんに対抗意識を燃やしているのには驚かされる。天井まで続く最も長い庇の一本は試せるかもしれないというと、喜び勇んでいる様子が伺えた。大分いかれてきているのである。
アルパイン協会の新しいスローガンに、室内と室外はまた違うというクライミングへの注意勧告がなされているが、岩の形状や堅牢性だけでなく、短期間に合理的な練習である程度登ってしまえるようになる室内と、様々な技術を組み合わせながら神経をすり減らす室外での経験の積み重ねの差は甚大である。
参照:
毒が体中に回った元旦 2012-01-02 | 暦
とても景気の良い環境 2012-01-01 | アウトドーア・環境