Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

ちまちましこしことした競技

2012-01-19 | 雑感
相棒の医者が遅くなるというので、ボルダーリングに切り替えた。なかなかそうした機会がないと態々小さなところでしこしことやる気はしないのである。

思っていたほどには登れなかったが、最後まで果てしまう事はなかった。最初ウォーミングアップのときに息が上がりかけたが、重量挙げなどと同じで酸素が急に必要になったのだろう。しかしその後は、握力が弱まることもなく、いくつかの課題は克服できた。

それでも歯が立たないものの方が多く、筋力がもつので何時間でも試していれそうでとても時間が経つのが早い。これが嘗てとは異なる最大の成果で、もう少し早く課題が目で読め取れるようになればボルダーリングもこなせるようになるだろう。

兎に角、目で見てある程度道筋がわからないと、受験の数学のようなもので、手をつけてしまってからがさがさやっているようでは駄目なのである。場をこなさなければいけないのだろうが、それこそしこしこやるのは結構根気もいる。

特に庇の下は、全く上下がないので、横から見ていてもなかなか埒が明かなく、やはり自分の体で試して見ないと分りにくい。

一度は最上段の石を握りそこなって、横向けに落ちてマット上に顔をぶつけた。下に何もなかったから良いが、何かあったとしたら靴一つでも怖い。

予想以上に足が疲れているのは技術の表れだろうが、腹筋などは如何だろうか?明後日が楽しみである。少なくともボルダーリングの初級程度の実力はついてきていそうだ。

相棒にその先の技術を示そうと思ったのだが、そもそもこうしたちまちました技術的な面白さが理解できないと、心の目が開かない。基本は腕力ではないということなのだが、理解しただろうか?足掛かりの位置や足の置き方、力の方向などに無頓着であり続ける限りは通常のクライミングでも進歩はないであろう。あれだけ足捌きが悪くて困難度六級を登る者を見たことがない。



参照:
陸で待っているだけでは駄目 2012-01-14 | 雑感
台地を越えて走り続けると? 2012-01-17 | 雑感
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする