Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

反産業主義ではない防衛思想

2012-01-12 | アウトドーア・環境
アンチインダストリァム傾向もある環境運動に郷土防衛思想も含まれる。そのような訳で、反遺伝子操作、反核などはドイツの広範な社会層の心理でもある。

更に様々な分野で投機的な動きもあるナノテクニックも環境に悪い影響を与えかねない技術として規正法案等が準備されている。その切っ掛けになっているのがEUでのナノ技術の定義にあると言われて、10のマイナス十乗から十二乗と規定されたからである。ナノメートルはマイナス九乗だからそれで正しいのかもしれないが、多くのピグメントなど、百年以上も前の技術がここに含まれてしまうと言うのである。

もちろん、危険な材料として除菌のナノシルバーやナノ酸化チタンなどWHOでも発癌物質としてリストアップされているものもあるのだが、実際にその毒性がナノ技術の微小性によるのかどうかは証明されていない。

しかし、携帯電話の電磁波などの危険性も含めて多くの新技術や製品開発で新たな危険性を環境に撒き散らすことを当然と考えると、安全が証明されない限り規制するのは当然なのである。

そうした社会的な不安がある限りは、産業的に如何に期待が出来ようとも、節度のあるコントロールされた技術革新を進めるのが立法の仕事であり、社会的な使命がそこにある。

シヴォレーのヴォルトに火災が発生することが明らかになって、あらゆるハイブリッとや電気自動車も同じ車両火災の危険性を有することが知れ渡った。今後、自動車事故後に放電させる装置を道路網に完備して、事故現場で処理する方法の必要などがクラッシュテストの世界的権威である自動車クラブADACの機関紙に書かれている。ガソリンの可燃性に比較して決して電気自動車が危険ということではないようだが、それが普及するにつれてそれなりの対処の必要性があるということは周知されるべきものなのである。

昨日のラジオは伝えていた。スーパーに並ぶかしわ肉の多くが抗生物質で汚されていて、耐性物質の病原菌の温床になる危険性の懸念が生じている。それを受けて更に厳しく動物への薬剤投与の規制すべきとキリスト教社会同盟のアイグナー連邦農業相は声明を発した。


写真:ADAC機関紙に載った協力会社トヨタのハイブリッドカーが社から表れる図。



参照:
あまりふれたくない真実 2009-11-03 | マスメディア批評
寿限無 食う寝る処に住む処 2010-12-13 | 文化一般
欧州的環境を政策とするとは 2009-09-20 | マスメディア批評
飼料は遺伝子操作済み 2007-07-25 | アウトドーア・環境
化け物葡萄の工業発酵 2005-12-23 | ワイン
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