Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

長谷川ういこ照会番組

2013-07-13 | アウトドーア・環境
三月に車の中で予告されていた番組をようやく聞いた。今まで聞けなかったのは時間がなかったからでもあるが、じっくりとその番組に耳を傾けたくなったのは、IWJで一つのプログラムを見たからだ。

妊娠中で厳しい選挙を戦っている緑の党の長谷川ういこ共同代表を紹介する南西ドイツ放送協会の文化波の夜の番組である。この時間帯は車に乗っていることが少ないので「タンデム」と称する番組は殆ど聞いたことがない。そして聞いてみた。

予告編ではタバコのみのおじ様たちの政治の世界に驚いたというような触りがあったが、彼女の政治入りの経過がインタヴューされている。フクシマを受けての大飯での殆ど歴史的なバリケードのことなどが、その必然性とともに語られる。

既に連邦共和国ではおなじみの彼女であるが、こうして語られてそのプロフィールが上手に紹介されている。それと同時に緑のカフェーと呼ばれるような活動の一角を占めているのだろう自然食品レストラン「ろくろ」やロックグループ「フライングダッチマン」の活動もインタヴューを添えて紹介されている。特に後者のYOUTUBE映像は可也世界中で評判のようだ。

本来ならば重要な支持層である都会の高学歴の人たちの政治離れが甚だしい。その一方、ボトムアップ型の緑の政治が日本にこそ必要なのを理解するのは決してドイツ人だけではない筈だ。

しかし、その問題はなにも上の映像のメッセージを改めて見聞きする必要すらなく、フクシマ後に最低SWR2の十分の一も日本のメディアが伝えていたならば、せめてその質さえあったならば決して現在の日本の政府は正統性すら持たなかったことであろう。



参照:
"Man muss hoffen, sonst wird's hart" (SWR2, Tandem)
Frying Dutchman: humanERROR (YouTube)
コメント (2)
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