Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

Yのモデュールコンセプト

2013-09-15 | マスメディア批評
日本のイプシロンロケットの成功は世界の大ニュースだろう。少なくともその価値を吟味する人々にとっては見逃せない。詳細についてはよく知らないが、本格的な商業的宇宙開発に拍車が掛かるようなコストの削減と、なによりもその商業性は注目される。

偶々、朝起きして、ネットに入ると中継をするということで一部始終を固唾をのんでみた。そのモデュールの製造コンセプトや、簡易な管制システムなどについては見聞きしていたが、あそこまで見事に推移したのには驚いた。

それどころか将来的な有人飛行の可能性を見て音響テストまでを寄付金で行っていると聞いて、このようなものが商業ベースで頻繁に打ち上げられるとなると、そうしたノウハウの積み重ねとともに、大きな技術的な進展に繋がることは想像できる。

挫折したスペースシャトル計画も当時は大きな期待があったのだが、結局軍事的な目的は果たしたのかもしれないが商業的な成功とはならなかった。その意味で世界の注目と関心を集めるのは当然なのである。

全ての工程を軍事的な技術としてみていくと、可也恐ろしい技術の寄り集めで、北鮮がの原発再稼動などのニュースよりも衝撃がある。小出氏の見解ではないが、北鮮がやっていることと安倍内閣がやろうとしていることは全く変わらないとしても、原発ではなく宇宙開発に関しては素晴らしい大義名分や経済的な価値がそこにあるとすると、三菱であろうがそれらの企業体が経済活動として、学術的な活動にも寄与する意味は大きい。

もちろん東京オリムピック開催などとは異質の成功ではあるが、与党内でもなかなか苦労のある安倍政権が残り三年の安定政権を継続するとして、世界からの期待は小泉元首相時代の転換を再来する新たな構造改革とされている。そのためには軍事的な強化や整備ではなくて、開かれた議論と情報の日本の開放であるとする期待である。もちろんそのFAZ記者はそれが安倍政権では不可能だと知っていての希望的な観測である。

IOCの会長が金権体質を引き継いだ前会長からバッハ氏に変わって、コマーシャリズムでスポンサーに引きずられるオリムピックから選手主体のそれへの改革を謳っているが、現在のように有り余る金銭は必要なくとも、スポンサーとの関係や必要な経済的な裏づけが欠かせないとするのは正しい。更にオリムピックの政治的な利用や政治的な干渉を出来る限り排除して、選手村で政治的な諍いが起こるようなことのないようにしたいと言うのだが、反面こうした世界的な催しが政治的な意義をも持つことを自覚していると言うことである。

東京に開催が決まった背景には、同じ時間帯にTV受信機の前に齧りつく視聴者の数が計算されて、それ相応の放送権料が転がり込むと言うことがなによりもの決断であったようだ。つまり中国市場の大きさこそがスポーツ用品メーカーなどにとってもなによりも重要であって、今回の東京開催にもそうした裏事情があるからこそ極東の国々は一緒になったと言うことのようである。そもそもロンドンのそれで経験したことであるが、TVを一度も点けることなく、動画や新聞のスポーツ欄もみることがないと、初めてそうしたコマーシャリズムから解放されるのである。少なくとも私の周りの人間で、オリムピック中継を熱心に観ている者はいないので、明らかにああしたエンターティメントはアメリカ大陸や極東のものであると認識するのである ― ドイツについて付け加えるならば、あのサッカーのワールドカップでさえ、欧州大会やその他と比較して、連邦共和国民は殆ど強い関心を持たなくなってきたように思われる。

誰も自分のことで忙しくて、人が高額な金儲けをしたりすることよりも、自分が最大限楽しむことの方が重要であるからだろう。小雨が降ったり止んだりする中を、打ち上げ放送を見終えてから、パン屋で並んだ後、走った。取水口までの沢沿いの道を往復してみる。その往復を今まで殆どしていなかったのは、平地的な要素が強いので、最終的には三千メートルなどの中距離系の走り方になるのを恐れて控えていたのである。それでも参考記録としてジョギングペースで走ってみたくなったのだ。山登りは道が濡れていて断念したからでもある。

往路は、体調がもう一つで軽く流したがそれでも一キロも走ると足も重く、息苦しかった。それでも往復するのが目的なので焦らずに走り続けると、ゆっくりと勾配が上向きになる頃には汗も浮かんでそれなりに走れるようになった。往路のタイムは予想よりも良くて、1955歩12分であるから、木曜日の夕方の八キロコースの走りと最初の導入の流しが違っただけであろう。復路は、流石に半分ほどになると結構心肺系に負担が掛かってきたが、なんとか頑張って3973歩25分で戻った。興味深いのは歩数で、僅かに復路の登りが長いだけなのであまり変わらないということだろうか。しかしこのペースならばハーフマラソンを走れば二時間は掛かってしまいそうである。日曜日は天候にもよるがまた楽しみである。新しいコース取りと参考記録がこれで出来たので、かなり苦しい高速コースとなりそうだが、時々試金石として使えるのではないだろうか。



参照:
2009年産の過熟成速報 2013-08-29 | ワイン
モデュール構成の二百年 [ 文化一般 ] / 2008-01-19
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