それにしても車の走りが抜群になった。先月の定期検査で予想外の出費を強いられて「改良」されたからだ。主な改良点は、ブレーキ制動システムのブレーキパッドやシリンダーの発火装置の交換、そして所謂ダブルウィッシュボーンの下部アーム左右とコイルばねである。
制動システムは、一度だけ制御上の誤操作がその後に起きたがそれ以降起きておらず問題は幾らか把握しているので問題ない ― 制御システムがスタビライザーと自動航行システムにまたがっているだろうから、あまり使わなかったのを最近はしばしば使ってやるようにしている。エンジンは新しいオイルと点火プラグで回転が滑らかになって、音も綺麗になった。なるほど静粛性に関しては新車の時のそれには敵わないが、V気筒の静かで滑らかな良さは十年を超えて余計に感じるようになった。
そのために後輪の加速感が今までになく増しただけでなく、前輪周りの足回りが新しくなって乗り心地が変わった。若干はイタリア車のように撥ね過ぎるようになった嫌いはあるが、なんといっても操舵性が今までになく良くなった。部品の形状が変わる訳はないが、材質などは良くなっているのだろうか、それとも取り付け調整で味付けが変わったのだろうか。印象としてはゆるゆるのオーバーステアリングに近かった感じが、きびきびと操舵できるようになったことだろう。そもそも試乗車で感じていたのが、操舵感の若干の鈍さで、現在の自分の車よりも悪い印象があった。
おそらく製造上でも個体差が出やすい場所で、あのつっかえたような操舵感は大なり小なりこの機種にはあったに違いない。それがである、今回の整備後にその感覚が完全に消えて、素直でダイレクトな操舵感に生まれ変わっているのである。接続駆動部などの締め具かベアリングなどの変化なのだろうか。それほど改良されているので、例えばアウトバーンにおいての車線替えもF1のような感覚で動けるようになった。左右への挙動性能まで完全に改善されて、スラローム走行もとても速く走れるようになっている。これならばBMWと十分以上太刀打ちできる。
考えられるのは昨年の冬タイヤ装着後に感じていた横方向への挙動の不安定性の原因がマイスターが見つけた「アームのゆがみ」のようなものにあったとすれば当然のことなのかもしれない。なるほど一昨年かに雪の中に突っ込んだ時にばねが折れたが、そうした時にアームが行きの山に直接ぶつかっていた可能性も否定できない。そう言えばシカにも乗り上げた、徐行区間の山にも乗り上げた。「安全性を考慮してのアームの交換」であったのだが、どうもこの機種の比較的弱い場所でもあったのだろうか。
しかし、十何年を過ぎて初めて走行性と操舵性が良くなったように感じて、殆んど古びた感じを想わせないどころか、新車時よりもスポーティーな感じになったのはどうしたことだろう。いづれは乗り換えないといけない車であるが、こうなるとまだまだ走らせることが可能であり、故障などが頻繁に起きない限り乗りたいのだ。それにしても不思議である。ここ数年は、加速感が悪く最高速域で走ることが少なくなっていた、自身の眼鏡を含めて様々な要因があったのだろうか?
参照:
空気バネの車が欲しくなるとき 2011-01-24 | テクニック
新Aクラスのターゲット 2013-08-23 | 雑感
制動システムは、一度だけ制御上の誤操作がその後に起きたがそれ以降起きておらず問題は幾らか把握しているので問題ない ― 制御システムがスタビライザーと自動航行システムにまたがっているだろうから、あまり使わなかったのを最近はしばしば使ってやるようにしている。エンジンは新しいオイルと点火プラグで回転が滑らかになって、音も綺麗になった。なるほど静粛性に関しては新車の時のそれには敵わないが、V気筒の静かで滑らかな良さは十年を超えて余計に感じるようになった。
そのために後輪の加速感が今までになく増しただけでなく、前輪周りの足回りが新しくなって乗り心地が変わった。若干はイタリア車のように撥ね過ぎるようになった嫌いはあるが、なんといっても操舵性が今までになく良くなった。部品の形状が変わる訳はないが、材質などは良くなっているのだろうか、それとも取り付け調整で味付けが変わったのだろうか。印象としてはゆるゆるのオーバーステアリングに近かった感じが、きびきびと操舵できるようになったことだろう。そもそも試乗車で感じていたのが、操舵感の若干の鈍さで、現在の自分の車よりも悪い印象があった。
おそらく製造上でも個体差が出やすい場所で、あのつっかえたような操舵感は大なり小なりこの機種にはあったに違いない。それがである、今回の整備後にその感覚が完全に消えて、素直でダイレクトな操舵感に生まれ変わっているのである。接続駆動部などの締め具かベアリングなどの変化なのだろうか。それほど改良されているので、例えばアウトバーンにおいての車線替えもF1のような感覚で動けるようになった。左右への挙動性能まで完全に改善されて、スラローム走行もとても速く走れるようになっている。これならばBMWと十分以上太刀打ちできる。
考えられるのは昨年の冬タイヤ装着後に感じていた横方向への挙動の不安定性の原因がマイスターが見つけた「アームのゆがみ」のようなものにあったとすれば当然のことなのかもしれない。なるほど一昨年かに雪の中に突っ込んだ時にばねが折れたが、そうした時にアームが行きの山に直接ぶつかっていた可能性も否定できない。そう言えばシカにも乗り上げた、徐行区間の山にも乗り上げた。「安全性を考慮してのアームの交換」であったのだが、どうもこの機種の比較的弱い場所でもあったのだろうか。
しかし、十何年を過ぎて初めて走行性と操舵性が良くなったように感じて、殆んど古びた感じを想わせないどころか、新車時よりもスポーティーな感じになったのはどうしたことだろう。いづれは乗り換えないといけない車であるが、こうなるとまだまだ走らせることが可能であり、故障などが頻繁に起きない限り乗りたいのだ。それにしても不思議である。ここ数年は、加速感が悪く最高速域で走ることが少なくなっていた、自身の眼鏡を含めて様々な要因があったのだろうか?
参照:
空気バネの車が欲しくなるとき 2011-01-24 | テクニック
新Aクラスのターゲット 2013-08-23 | 雑感