Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

ピストルを入手して初めて

2014-11-22 | 生活
オーヴンを修理した。二月ほど前になるが、オーヴンの開き窓の具合が悪くて、弄っているうちに、外側に張り付けてある強化ガラスが脱落した。割れずに済んだから、開き窓を弄った。ヒンジ金具の調子も悪く、一時は右側のヒンジが壊れて、これで万事休止かと思った。埋め込み型のオーヴンを購入するなら、上部のコンロも壊れているので買い替えたい。そうなるとキッチン自体をリフォームしなければいけない。冷蔵庫を含めると、壁も塗り直さなければいけない。かなり大事で、数千ユーロの出費は覚悟しなければいけないだろう。

困ったと思いながら、ヒンジを分解して組み直すと何とか直った。しかし強化ガラス抜きでは見た目もそうだが、到底指定温度まで上げることができない。そして、電気の無駄遣いでしかない。これは認めることができない。そこで強力接直材などで修理を試みた。接着剤ではとっても駄目だった。

そこで、そもそも接着していた赤いシリコンらしきものに関心をもって、ネットで探すと高温300度まで使用可能の同じ色をしたシリコンが見つかった。それを発注したのが十月八日だった。先ずは、こびりついて剥がれてしまったシリコンを苦労して落として、それを塗布しようとした。すると購入したシリンダーは、後ろから押すピストルがないと、注入するのが難しいことに気が付いた。何とか指で押して、最低必要量を接着箇所に塗布して、接着した。テープで固定して一週間たった。

説明書の通り、そこで完璧に乾いているとして、最初に使う前に加熱して、接借剤のガス抜きをしようと思うと、ガラスの片側が密着しているのにゆるゆるすることに気が付いた。結局ぐらぐらしてきたので、結局ガラスをはぎ取った。そのことを話すと、ピストルを所有している人が身近にいた。

再度挑戦である。再度こびりついたシリコンを落とすのは問題なかった。十分に乾いておらずゴムのようにこびり付いていなかったからだ。そして徐にピストルで抽出するとさすがに必要十分量が塗布できた。今度はぐらぐらしていた部分などに注意して接着した。

今回も同じように、一週間待った。ガラスはしっかりついている。予熱してピッザを焼いた。開きの開け閉めに注意した。その後何度か高熱で使用した。開け閉めの感じも慣れてきて、ガラスに強い圧力がかかるようなことはなかった。それどころかヒンジの動きもよくなってきた。無理をすれば剥がれるような状態にはなるだろうが、こうして何度も高温で焼いているうちに完全接着したようだ。

シリコンの長い筒のまだ七割り方は残っている筈だ。いずれ乾いてしまって使えなくなるようだが、ガラスの接着などには絶大な威力を発揮することが分かった。洗面所の鏡などはこうして貼り付けることも可能だと初めて知ったのだった。



参照:
バルコンからの冬籠り 2014-01-10 | アウトドーア・環境
消えた灯がまた灯る 2014-09-09 | 料理
コメント (2)
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