久しぶりに火曜日の朝、走った。小雨勝ちであったが、日曜日に走れず月曜日も都合がつかなかったので、土曜日以降運動をしていなかった。運動をしないと直ぐにあちこちの調子が悪くなる。寒い場所で運動をしているからか、その疲れが時間をおいて出てくる感じがあるので、足腰などがたがたなのだ。
そこで沢を奥まで短パンで駈けた。四キロを超えるだけの距離でも往復すると、小雨の成果汗でびっしょりつ濡れる。足元も水溜まりを跳ねた感じだった。それでも肉屋によってから熱いシャワーを浴びると生きかえった心地で調子が良い。
往路12分2340歩だったので、復路で普通に走れば26分台は可能と考えた。勿論24分台は厳しいと思ったが、25分台でも走れなかった。やはり体調があるので、いつでも挑戦できるわけではない。それでも以前と比べれば長い距離を日々走るようになってきている。
2011年産のワインが気になりだしてきたので、一本開けた。レープホルツ醸造所の「フォムブントザンドシュタイン」が良かったからだ。瓶詰めから二年経過した今、飲み頃となっていなければいけないグローセスゲヴェクスの一本、クリストマン醸造所の「マンデルガルテン」である。
ある程度は、ミュラーカトワールの2010年「ブロイエル」と似た傾向にあることを予測していたが、予想以上に悪かった。土壌の関係から重い傾向であるとしても、酸が活きていない、だから繊細さの欠片も全くなかった。果実風味であるよりもネクターのような味質で、アルコールも13.5%と以上に上げてある。果実の糖比重が95エクスレを超えていたのは間違いない。
なにをそこまで果実を実らせたかは分からないが、醸造親方の判断違いである以上にオーナーであるVDP会長の勘違いがあるように感じた。他の醸造所よりもその酸が分厚くなっていることも過熟性の行き過ぎである証拠だろう。土壌どころではない。おそらくマンデルガルテンのテロワールの問題でもあるのだろう。
糖比重よりもテロワールを合言葉にしたVDPの品質管理を推奨する一方、自らの膝元でこうしたワインを醸造していたのでは説得力に欠ける。なるほど他の一流醸造所のように良い地所を所有していないのは仕方がないが、年々の天候によって揺すぶられるととても厳しい結果となる。
もう一つは醸造の古臭い方法に拘り続けていることで、親爺さんの時代からその傾向は殆ど変っていないことを今回確認した。強い酸を目指すことでそれなりのバランスをとっていたのだが、2011年のような酸の弱い年となると、嘗ての苦味に偏ったリースリングとなる。先代の時代は適当に糖を残すことでバランスをとっていたわけだが、それが出来なくなったことで厳しい結果となった。このようなグローセスゲヴェックスを出していて、ドイツのワインを指導できるだろうか?
参照:
三つの醸造所を比較する 2014-11-04 | ワイン
名人芸における本質的なもの 2014-10-28 | 文化一般
そこで沢を奥まで短パンで駈けた。四キロを超えるだけの距離でも往復すると、小雨の成果汗でびっしょりつ濡れる。足元も水溜まりを跳ねた感じだった。それでも肉屋によってから熱いシャワーを浴びると生きかえった心地で調子が良い。
往路12分2340歩だったので、復路で普通に走れば26分台は可能と考えた。勿論24分台は厳しいと思ったが、25分台でも走れなかった。やはり体調があるので、いつでも挑戦できるわけではない。それでも以前と比べれば長い距離を日々走るようになってきている。
2011年産のワインが気になりだしてきたので、一本開けた。レープホルツ醸造所の「フォムブントザンドシュタイン」が良かったからだ。瓶詰めから二年経過した今、飲み頃となっていなければいけないグローセスゲヴェクスの一本、クリストマン醸造所の「マンデルガルテン」である。
ある程度は、ミュラーカトワールの2010年「ブロイエル」と似た傾向にあることを予測していたが、予想以上に悪かった。土壌の関係から重い傾向であるとしても、酸が活きていない、だから繊細さの欠片も全くなかった。果実風味であるよりもネクターのような味質で、アルコールも13.5%と以上に上げてある。果実の糖比重が95エクスレを超えていたのは間違いない。
なにをそこまで果実を実らせたかは分からないが、醸造親方の判断違いである以上にオーナーであるVDP会長の勘違いがあるように感じた。他の醸造所よりもその酸が分厚くなっていることも過熟性の行き過ぎである証拠だろう。土壌どころではない。おそらくマンデルガルテンのテロワールの問題でもあるのだろう。
糖比重よりもテロワールを合言葉にしたVDPの品質管理を推奨する一方、自らの膝元でこうしたワインを醸造していたのでは説得力に欠ける。なるほど他の一流醸造所のように良い地所を所有していないのは仕方がないが、年々の天候によって揺すぶられるととても厳しい結果となる。
もう一つは醸造の古臭い方法に拘り続けていることで、親爺さんの時代からその傾向は殆ど変っていないことを今回確認した。強い酸を目指すことでそれなりのバランスをとっていたのだが、2011年のような酸の弱い年となると、嘗ての苦味に偏ったリースリングとなる。先代の時代は適当に糖を残すことでバランスをとっていたわけだが、それが出来なくなったことで厳しい結果となった。このようなグローセスゲヴェックスを出していて、ドイツのワインを指導できるだろうか?
参照:
三つの醸造所を比較する 2014-11-04 | ワイン
名人芸における本質的なもの 2014-10-28 | 文化一般