ヒーターがついた。今年初めての暖かさである。なにも修理されていないが、人が来て、取り換え箇所を撮影、計測して帰った。明朝にでも修理されればよい。そして、ネジが止められているのでお湯が回っていないこと指摘してそれを緩めて、暖まるようにして帰った。私自身でそれに気が付かなかったのが癪だが、手暗がりでその箇所がよく見えなかったのだ。ネジがついていることに気が付けば、この寒い二週間寒い思いをしないでもよかったのだ。なによりも風邪をひかなかったことが素晴らしいが、これで急に気が緩んで寝込みそうだ。
これでようやく冬籠りである。沸かしたコーヒーをヒーターの上に置いて、暖かい屋根裏部屋で寛ぎ、食事をして、仕事をするのだ。この住居で暮らしたいと思った理由の一つがこの屋根裏部屋での過ごし方への期待であったのだ。しかし現実にはリフォームされたばかりの建物の部屋はなかなか快適ではなかった。皆は夏の暑さを気にしたが、それは新たに棟上げされた屋根組の中のBASFの断熱材の厚さに守られて全く直射日光の影響を感じなかった ― 当初は窓も陽射し除けをつけていたのだが、それが破れてから取り外しても全く不都合を感じなくなっている。理由は分からないが、夏季は階下に居るからだろう。
肝心の冬季は、ヒーターがなかなか不調で、ここ数年になって初めてその成果を上げることができるようになったのである。そして、2011年以降は節約生活にこの屋根裏部屋生活がとても大きな意味を持つようになったのである。この二週間以上ヒーターが無い生活を送れたこともとても良い経験となった。一軒家などに住むことになればヒートポムプと調理の熱などを上手に使いながら、直火の暖炉を優先して生活するべきだと悟ったのである。それで充分である。
保坂正憲著「秩父宮」を春に入手して直ぐに読み終えた。期待していた登山に関する記録的な記述は少なかったが、その人脈などいろいろと参考になるものはあった。これに関してはもう一度目を通して、整理整頓してみたいと思うが夏の間は時間がなかった。それよりもこの書物は、むしろ全体的には大正・昭和期における天皇家のあり方が上手に描かれていて、秩父宮を尊敬するといわれる現在の天皇のその立場もよく分かるような内容となっている。311以降注目されるようになった天皇のリベラルな姿勢が決して戦後の進駐政策の成果だけではないということである。たとえば、直接は触れられていないが、裕仁天皇がヒトラー政権との三国協定を叱ったというその意味合いもこれを読めば十分に想像できるのである。
新聞にある日中両首脳の対面に関する社説が面白い。その映像は見ていないが、安倍がカメラの前で習が出てくるのを待って、語り掛けようとしてもシカトされたとある。不機嫌な顔の写真は一面のトップ記事であったが、そこまで酷かったとは知らなかった。小泉が北朝鮮を訪れたときに似ているのだろう。
勿論外交的には中共の大勝利で、安倍の「先の戦争に関する無感覚な態度」が支払った大きな代償とされて、一方中国がこのような場合決してそうした機会を逃がさないことを皆に示したと、尖閣列島問題を認めさせた中国国内向けの成果も挙げられる。そしてそれだけでなく、ヴィザの簡略化など加速する米中友好関係を視野においたその外交方針に適うものと評価される。要するに、北朝鮮の行方不明者帰還も解散・総選挙への切っ掛けと出来ずに、アベノミクスも最終段階を迎えたとされる第二次安倍政権の地に落ちた姿を客観的に描いているのだ。米国にとっても安倍などの連中はもはや使い物にならないのだろう。
参照:
Tauwetter?, Peter Sturm, FAZ vom 11.11.2014
部分否定即ち全否定の阿呆 2014-09-19 | マスメディア批評
不可能が可能になるのは 2014-08-09 | アウトドーア・環境
これでようやく冬籠りである。沸かしたコーヒーをヒーターの上に置いて、暖かい屋根裏部屋で寛ぎ、食事をして、仕事をするのだ。この住居で暮らしたいと思った理由の一つがこの屋根裏部屋での過ごし方への期待であったのだ。しかし現実にはリフォームされたばかりの建物の部屋はなかなか快適ではなかった。皆は夏の暑さを気にしたが、それは新たに棟上げされた屋根組の中のBASFの断熱材の厚さに守られて全く直射日光の影響を感じなかった ― 当初は窓も陽射し除けをつけていたのだが、それが破れてから取り外しても全く不都合を感じなくなっている。理由は分からないが、夏季は階下に居るからだろう。
肝心の冬季は、ヒーターがなかなか不調で、ここ数年になって初めてその成果を上げることができるようになったのである。そして、2011年以降は節約生活にこの屋根裏部屋生活がとても大きな意味を持つようになったのである。この二週間以上ヒーターが無い生活を送れたこともとても良い経験となった。一軒家などに住むことになればヒートポムプと調理の熱などを上手に使いながら、直火の暖炉を優先して生活するべきだと悟ったのである。それで充分である。
保坂正憲著「秩父宮」を春に入手して直ぐに読み終えた。期待していた登山に関する記録的な記述は少なかったが、その人脈などいろいろと参考になるものはあった。これに関してはもう一度目を通して、整理整頓してみたいと思うが夏の間は時間がなかった。それよりもこの書物は、むしろ全体的には大正・昭和期における天皇家のあり方が上手に描かれていて、秩父宮を尊敬するといわれる現在の天皇のその立場もよく分かるような内容となっている。311以降注目されるようになった天皇のリベラルな姿勢が決して戦後の進駐政策の成果だけではないということである。たとえば、直接は触れられていないが、裕仁天皇がヒトラー政権との三国協定を叱ったというその意味合いもこれを読めば十分に想像できるのである。
新聞にある日中両首脳の対面に関する社説が面白い。その映像は見ていないが、安倍がカメラの前で習が出てくるのを待って、語り掛けようとしてもシカトされたとある。不機嫌な顔の写真は一面のトップ記事であったが、そこまで酷かったとは知らなかった。小泉が北朝鮮を訪れたときに似ているのだろう。
勿論外交的には中共の大勝利で、安倍の「先の戦争に関する無感覚な態度」が支払った大きな代償とされて、一方中国がこのような場合決してそうした機会を逃がさないことを皆に示したと、尖閣列島問題を認めさせた中国国内向けの成果も挙げられる。そしてそれだけでなく、ヴィザの簡略化など加速する米中友好関係を視野においたその外交方針に適うものと評価される。要するに、北朝鮮の行方不明者帰還も解散・総選挙への切っ掛けと出来ずに、アベノミクスも最終段階を迎えたとされる第二次安倍政権の地に落ちた姿を客観的に描いているのだ。米国にとっても安倍などの連中はもはや使い物にならないのだろう。
参照:
Tauwetter?, Peter Sturm, FAZ vom 11.11.2014
部分否定即ち全否定の阿呆 2014-09-19 | マスメディア批評
不可能が可能になるのは 2014-08-09 | アウトドーア・環境