火曜日辺りから眼の周りが痒くなってきた、同時に治りかけていた気管支が刺激されてきた。花粉症の季節である。先ずは眼を塩水で消毒したいが、この一週間ほどを乗り切れれば薬を買わなくても大丈夫だと思う。昨年は感じなかったので、やはり毎年植物事情が違うのである。
フィラデルフィア管弦楽団公演のティケットを押さえた。一年前には関心も薄く、数か月前までは計画が立たなかったので、行けるかどうかわからなかった公演である。そもそもクリーヴランド管弦楽団を聞くまではその必要性も感じていなく、次の欧州演奏旅行の計画も全く知らなかった。それでもメトロポリタンで指揮するナゼサガンの能力も放送で分かり、一昨週に現地からのライヴ放送ストリーミングを聞くと、これを聞くことなしには現在の管弦楽団の頂点については語れないと思った。
今回の欧州旅行はブリュッセルから始まってヴィーンで終わり、そのままイスラエルに向かうというもので、時差などからすると最初の方の公演はコンディション的には不利だとは思いながらも、一番近くではルクセムブルクで演奏するので、これは昨年のクリーヴランドでの経験からして外せないと思った。ルクセムブルクまでは二時間ほどの道程なので決して近くはなく、もう一つの可能性としてデュッセッルドルフも調べた。会場は見本市会館のようなドームで癖がありそうだが、それ以上にその価格設定が気に入らなかった。真っ先に購入しても安くて75ユーロであるから、ルクセムブルクの真ん中の価格帯である。これは幾ら音響が良いとしても外れが怖い。その点ルクセムブルクの会場はこじんまりとしていて、なによりも価格設定が商業的ではない。流石にルクセムブルク公国の重要な文化施設での公演である。また、前回の経験からルクセムブルクの聴衆の質にはそれほど感心しなかったのだが、デュッセルドルフと比較すれば決して悪くはないであろう。そこの街並みは綺麗かもしれないが、上流のマンハイムの方が文化程度が高いぐらいの商業都市でしかない。
勿論そこから回るエルプフィルハーモニーでの二日間公演は最も良かっただろうが、クリーヴランドは抽選で落ちていたが、こちらは上のような事情から申し込んでいなかった。ルクセムブルクからパリに回って、デュッセルドルフ、ハムブルクへの行程の二日目である。操作を間違って、第一希望の45ユーロ席を逃しそうになって、75ユーロを探してもあまり良席は見つからなかった。クリーヴランドの時の売券状況とは全く異なり、殆どは定期会員か何かに売り切れていた。要するに75ユーロでも前から二列目とか最前列の残り物だけだった。結局そうこうしているうちに45ユーロが入手可能となって後先考えずに購入した。そして座席を調べるとそれほど悪くは無かったようだ。
サイドの四列目の天井桟敷で、会場に慣れていないとその状況が分かり難かったので敬遠していたのだが、そもそもサイドは嫌いではないのでそれほど悪い選択でははなかった。寧ろ正面の奥の残り一席よりも良かったと思う。やはり小さな会場でも奥は距離が遠い。天井桟敷の問題はヘッドスペースがあまりないので音響的にはどうかなとも思うが、楽団も大きな強い音が出て、プログラムも分厚い響きになるので、視界が効いて分離があれば問題が無い。平土間二列目よりは良かったと思う。
そもそもこの売れ行きには、なるほど地味なクリーヴランドに比較すると派手なフィラデルフィアの知名度とピアノを弾くグレモーの人気もあるのかもしれない。私には興味に無い奏者であるが、今回そのピアノを初めて聞くことになる。一体神経症のような人がブラームスの協奏曲一番をどのように弾くのだろうか?まだ一月あるので、シューマンの四番とブラームスを勉強する時間はある。
今回入手した席からの3D映像ををスキャンした。座ってみなければ分からないが、なぜか三列目が天井桟敷の四列目よりも奥深くなっていて、視界も音響もあまり思わしくない感じだ。他の劇場などではロージュに当たるのかもしれないが、それほどお忍びで出掛けて座るという感じでもない。兎に角、楽しみだ。
金曜日の公演なのでその晩ザール辺りで宿泊して翌日試飲をして帰るのも難しい。最小限口に含むぐらいならば演奏会前に立ち寄ることも可能だろうか?帰りは午前様になりそうなので、早くても昼過ぎの出発でピクニックの用意をしていくぐらいか?ワイン地所でピクニックしてからルクセムブルクだろうか?少なくとも試飲のために数本は持ち帰れる。
参照:
似た様な感覚の人々 2018-04-02 | 暦
ナインのはそこやで~ 2018-04-10 | 文化一般
細い筆先のエアーポケット 2017-11-03 | 音
解像度が高まると 2018-04-14 | 音
フィラデルフィア管弦楽団公演のティケットを押さえた。一年前には関心も薄く、数か月前までは計画が立たなかったので、行けるかどうかわからなかった公演である。そもそもクリーヴランド管弦楽団を聞くまではその必要性も感じていなく、次の欧州演奏旅行の計画も全く知らなかった。それでもメトロポリタンで指揮するナゼサガンの能力も放送で分かり、一昨週に現地からのライヴ放送ストリーミングを聞くと、これを聞くことなしには現在の管弦楽団の頂点については語れないと思った。
今回の欧州旅行はブリュッセルから始まってヴィーンで終わり、そのままイスラエルに向かうというもので、時差などからすると最初の方の公演はコンディション的には不利だとは思いながらも、一番近くではルクセムブルクで演奏するので、これは昨年のクリーヴランドでの経験からして外せないと思った。ルクセムブルクまでは二時間ほどの道程なので決して近くはなく、もう一つの可能性としてデュッセッルドルフも調べた。会場は見本市会館のようなドームで癖がありそうだが、それ以上にその価格設定が気に入らなかった。真っ先に購入しても安くて75ユーロであるから、ルクセムブルクの真ん中の価格帯である。これは幾ら音響が良いとしても外れが怖い。その点ルクセムブルクの会場はこじんまりとしていて、なによりも価格設定が商業的ではない。流石にルクセムブルク公国の重要な文化施設での公演である。また、前回の経験からルクセムブルクの聴衆の質にはそれほど感心しなかったのだが、デュッセルドルフと比較すれば決して悪くはないであろう。そこの街並みは綺麗かもしれないが、上流のマンハイムの方が文化程度が高いぐらいの商業都市でしかない。
勿論そこから回るエルプフィルハーモニーでの二日間公演は最も良かっただろうが、クリーヴランドは抽選で落ちていたが、こちらは上のような事情から申し込んでいなかった。ルクセムブルクからパリに回って、デュッセルドルフ、ハムブルクへの行程の二日目である。操作を間違って、第一希望の45ユーロ席を逃しそうになって、75ユーロを探してもあまり良席は見つからなかった。クリーヴランドの時の売券状況とは全く異なり、殆どは定期会員か何かに売り切れていた。要するに75ユーロでも前から二列目とか最前列の残り物だけだった。結局そうこうしているうちに45ユーロが入手可能となって後先考えずに購入した。そして座席を調べるとそれほど悪くは無かったようだ。
サイドの四列目の天井桟敷で、会場に慣れていないとその状況が分かり難かったので敬遠していたのだが、そもそもサイドは嫌いではないのでそれほど悪い選択でははなかった。寧ろ正面の奥の残り一席よりも良かったと思う。やはり小さな会場でも奥は距離が遠い。天井桟敷の問題はヘッドスペースがあまりないので音響的にはどうかなとも思うが、楽団も大きな強い音が出て、プログラムも分厚い響きになるので、視界が効いて分離があれば問題が無い。平土間二列目よりは良かったと思う。
そもそもこの売れ行きには、なるほど地味なクリーヴランドに比較すると派手なフィラデルフィアの知名度とピアノを弾くグレモーの人気もあるのかもしれない。私には興味に無い奏者であるが、今回そのピアノを初めて聞くことになる。一体神経症のような人がブラームスの協奏曲一番をどのように弾くのだろうか?まだ一月あるので、シューマンの四番とブラームスを勉強する時間はある。
今回入手した席からの3D映像ををスキャンした。座ってみなければ分からないが、なぜか三列目が天井桟敷の四列目よりも奥深くなっていて、視界も音響もあまり思わしくない感じだ。他の劇場などではロージュに当たるのかもしれないが、それほどお忍びで出掛けて座るという感じでもない。兎に角、楽しみだ。
金曜日の公演なのでその晩ザール辺りで宿泊して翌日試飲をして帰るのも難しい。最小限口に含むぐらいならば演奏会前に立ち寄ることも可能だろうか?帰りは午前様になりそうなので、早くても昼過ぎの出発でピクニックの用意をしていくぐらいか?ワイン地所でピクニックしてからルクセムブルクだろうか?少なくとも試飲のために数本は持ち帰れる。
参照:
似た様な感覚の人々 2018-04-02 | 暦
ナインのはそこやで~ 2018-04-10 | 文化一般
細い筆先のエアーポケット 2017-11-03 | 音
解像度が高まると 2018-04-14 | 音