Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

谷の見晴らしの良い所

2022-06-01 | 試飲百景
ナーヘ渓谷にワインを買いに行った。コロナ後二度目の試飲会だった。ここは昨年亡くなった人気番組「アルフレッドシモ」でお馴染みだったビオレック博士も顧客で番組でもそこのワインを飲んでいたと思う。番組にはドイツで登場する多くの大オペラスターも出ていたので、誰が何を飲んだかまで確認したいぐらいである。

往路には、お勉強が急務の「ルサルカ」の動画を流していたが、あまり使いものにはならなかった。なによりも音質が悪く割れていた。そしてお得意にしているフレミングが歌っていてグランドオペラの様になっているが、本当かなと思った。更に口元が閉らないような歌い方で、チェコ語が分からないでもおかしいと思った。そして指揮のコンロンもよさそうではない。パリのオペラ座の程度としても程度の低い一幕だった。

アンデルセンの「人魚姫」の話しでそれ程複雑ではない筈だが、今回の新制作では主役らもダブルキャストになっていて、歌う人と芝居で二面性を見せる様な演出になるらしい。歌手の歌は大切であるが、役者の芝居の仕方によっては違う効果が示されるだろう。

早速楽譜もダウンロードすると600ページ程あるが、楽譜面も思っていたよりもドヴォルジャーク風でリズミカルな運びが目につく。チャイコフスキーとは全然異なる。

ここワイン街道からは100km程でバーデンバ―デンなどとも距離は変わりないのだが、アウトバーンを降りてから谷を入っていくので一時間半以上時間が掛かった。特に渋滞もあって、更に谷筋も川沿いには走れずに上部の迂回路から回ったので、余分に時間が掛かり、15時終了の間近に到達した。急いで試飲を済ませることになった。

お陰で帰路に見晴らしの良いところでテルモスのお茶も飲めて良い覚ましにゆっくり出来たのがよい。秋とは違い試飲してからもカンカンと日が照っている春の試飲の良さである。秋には真っ暗になってから帰ってくる。

醸造所には北イタリアからの研修女性がいた。赤ワインよりも白ワインの地域で、南ティロルと変わらないようだ。技術的に最も高度なドイツのワイン醸造所で研修して帰るととてもいい勉強になるだろう。特にそこの醸造所の甘口は酸が取り分け効いていてべとべとしない。

特に2021年産は実りが良かったようで、酸も果実度も高い。その為か下位の辛口ワインも若干糖が残っている感じがするが、夏には冷やしてサマーワインとして飲める楽しみもある。



参照:
公共放送の義務と主張 2005-12-24 | マスメディア批評
身体に染みついた味 2019-09-21 | ワイン
コメント
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