昨秋話題となった「眩暈 ― 無限のスクリーン」がNHK #ベストオブクラシック で放送されたようだ。ヴィーンモデルンという元ベルリナーフィルハーモニカーのシェフであったクラウディオ・アバドらが始めた音楽祭で、大成功した企画であった。ティテュス・エンゲル指揮クラングフォールム・ヴィーンが演奏していたのでその批評等を読んでいた。しかし中継された記憶はなかったのである。それも西部ドイツ放送協会の提供とあるので不思議に思った。
調べてみると出版社のサイトに事情が書いてあった。実は同じメムバー、つまり放送局、そしてフランスの作曲家ブーレーズが始めたIRCAMの音響スタディオが協力してして、作曲家ブリス・ポウゼへの委嘱したヴィッテナーターゲで昨春に初演されていた。つまりコロナ禍のロックダウン中に無人で演奏されてWDRでストリーミングとして生中継されていたとなる。そのことは気が付いていなかった。実際に一昨年のドナウエッシンゲン音楽祭オープニングのエンゲル指揮演奏会も無人であったが、録音だけが流された。映像の必要のなかった作品だったということだろう。しかし、この作品はマルティメディア作品なのでそうはいかなかった。
つまり初演の映像が残っていることは分かった。どこかに存在しているのだろうが、少なくとも直ぐにはロシアのいつものポルノサイトでは見つからなかった。しかし、再演となった2021年6月3日のポンピドーセンターでのIRCAMのヴィデオが見つかった。
そもそもヒッチコック作「眩暈」1958年の名作が土台となっていて、著作権などがあるので到底映像で観るのは困難と思っていたのだ。ツイートのラインでもNHKのFM音響だけで可也の効果があるような反応があったので、吃驚したのだが、秋の音楽祭での生演奏、エレクトロニス音響、映像表現でLSD効果満点のと評価されていて、完璧に仕組まれていると書いてある。まさしく音楽劇場の第一人者であるエンゲルが「完璧」な指揮をしているのは分かるのだが、未だその内容を全部確認していない。
セミナーを開いていた故モルティエが支配人だった2014年レアルマドリットでの大劇場新制作チャールズ・ウォーリネン「ブロックバックマウンテン」デビュー指揮、フィルリップ・グラスと協調してのジュネーヴでの「浜辺のアインシュタイン」など現代の古典になるものからシュトックハウゼンの「光」から木曜日、アイヴス「ユニヴァース、イムコムプレート」、更に初演賞をマンハイムに齎した「インフィナイト」など年に幾つかのプロジェクトしか振らない指揮者としてはとても多くの映像が残っている。
先日以来、数本のヴィデオを裏の裏サイトで見つけて全てダウンロードしたので、全然見究められていないのだ。その多くは決して良くない音声の劇場での実況ヴィデオの数々なので、資料的な価値しかないのだが、今回のものはIRCAMのフェースブックページでバイノーラル録音でヘッドフォーンで聴くことで効果が出ると書いている。これは映像を観ながらしっかり聴いてみたいと思う。
参照;
マイオーケストラとの日々 2022-05-03 | 暦
痛みを分かち合う芸術 2022-05-27 | 音
調べてみると出版社のサイトに事情が書いてあった。実は同じメムバー、つまり放送局、そしてフランスの作曲家ブーレーズが始めたIRCAMの音響スタディオが協力してして、作曲家ブリス・ポウゼへの委嘱したヴィッテナーターゲで昨春に初演されていた。つまりコロナ禍のロックダウン中に無人で演奏されてWDRでストリーミングとして生中継されていたとなる。そのことは気が付いていなかった。実際に一昨年のドナウエッシンゲン音楽祭オープニングのエンゲル指揮演奏会も無人であったが、録音だけが流された。映像の必要のなかった作品だったということだろう。しかし、この作品はマルティメディア作品なのでそうはいかなかった。
つまり初演の映像が残っていることは分かった。どこかに存在しているのだろうが、少なくとも直ぐにはロシアのいつものポルノサイトでは見つからなかった。しかし、再演となった2021年6月3日のポンピドーセンターでのIRCAMのヴィデオが見つかった。
そもそもヒッチコック作「眩暈」1958年の名作が土台となっていて、著作権などがあるので到底映像で観るのは困難と思っていたのだ。ツイートのラインでもNHKのFM音響だけで可也の効果があるような反応があったので、吃驚したのだが、秋の音楽祭での生演奏、エレクトロニス音響、映像表現でLSD効果満点のと評価されていて、完璧に仕組まれていると書いてある。まさしく音楽劇場の第一人者であるエンゲルが「完璧」な指揮をしているのは分かるのだが、未だその内容を全部確認していない。
セミナーを開いていた故モルティエが支配人だった2014年レアルマドリットでの大劇場新制作チャールズ・ウォーリネン「ブロックバックマウンテン」デビュー指揮、フィルリップ・グラスと協調してのジュネーヴでの「浜辺のアインシュタイン」など現代の古典になるものからシュトックハウゼンの「光」から木曜日、アイヴス「ユニヴァース、イムコムプレート」、更に初演賞をマンハイムに齎した「インフィナイト」など年に幾つかのプロジェクトしか振らない指揮者としてはとても多くの映像が残っている。
先日以来、数本のヴィデオを裏の裏サイトで見つけて全てダウンロードしたので、全然見究められていないのだ。その多くは決して良くない音声の劇場での実況ヴィデオの数々なので、資料的な価値しかないのだが、今回のものはIRCAMのフェースブックページでバイノーラル録音でヘッドフォーンで聴くことで効果が出ると書いている。これは映像を観ながらしっかり聴いてみたいと思う。
参照;
マイオーケストラとの日々 2022-05-03 | 暦
痛みを分かち合う芸術 2022-05-27 | 音