Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

秋から来年を計画する

2022-06-19 | 生活
秋にベルリンに行く計画をしていた。列車のパス割引を使ってである。音楽祭があるから、ベルリナーフィルハーモニカーをキリル・ペトレンコが指揮するようになってからシーズンで一つの山椒のような小さな寂びとなっていた。今年もダルラピッコラの小オペラ曲を演奏会上演するので興味があった。それ以上に最終日のフィルハーモニーでティテュス・エンゲルがジャズメンとと座付き楽団との実験的なフュージョンをするのでこれほどの機会はないと思った。しかし前者が土曜日に三晩目を終えて日曜日の夜が空いてしまう。劇場でバレーとかあるのだが、昼間美術館などを歩き回って疲れるだけだと思う。

なによりも二泊四日にしても列車が時間が掛かり過ぎる。往路は五時間足らずでも、復路は八時間などはありえない。そもそも列車で行こうかと思ったのは車を飛ばしても650kmをどんなに頑張っても七時間ほど掛かるからで、ワイン街道からはロンドンとかリヨンとかヴィーン並みに遠い。そもそも先週末にも出かける準備もしていた。

費用も滞在費が嵩み、旅費も150ユーロ近く掛かる。要するにミュンヘンに行くよりも余程価値ががなければ遊びには行けない。慣れではなくて実際に遠い。飛行機で飛んでも日帰りが出来ないのがベルリンで、ミュンヘンは行動時間14時間ぐらいのお出かけで済ませられるが、睡眠時間を考えると日帰りできるのは15時間超が限度だ。即ちそれよりも遠いところに出かけるには、宿泊しても睡眠時間などに影響を与え、それなりの無駄な時間が出来るということである。やはり二泊ぐらいでの往復も負担が大きい。年に一度ぐらいはと思うが日程などが合わないと難しいと思った。ミュンヘン通いも遠いと思ったが、やはりそれは大分違う。

もしエンゲルの演奏会が日曜日ならばなんの躊躇もなかった。フィルハーモニーのサイトにはミンガスの写真しか出ていない。ドイツェオパーの方には同じ大きさでエンゲルの写真が出ている。主催者がフィルハーモニーとは違うからだが、来シーズンにでももう少し大きな出番が欲しい。

更なる定期演奏会の予定を見て、来シーズンの夏のツアーの裏プログラムを探った。一番の可能性は、復活祭で一日だけやるシェーンベルクの変奏曲のプロだと思う。その次にはリゲティの二曲とスルンカの新曲とドビュシーの「海」があるが、これは新曲の出来が分からないと他所にはもっていけない。

メンデルスゾーンのエリアスもあるが、これならば千人の交響曲などのプログラムにも繋がるか、しかしペトレンコがメンデルスゾーンをレパートリーにしたのは支配人に言われたからでしかなく、その解釈に不安定さがある。シェーンベルクのプログラムはベートーヴェンも入るのでベルリンで一月に三回、バーデンバーデンで一回だけの演奏では勿体ない。これが裏プログラムとすると表は何になるのか?極東旅行も考えれば「英雄の生涯」辺りとなるのか?



参照:
年数回だけの指揮活動 2022-06-08 | 文化一般
髭剃って書き替えよ 2021-01-18 | 音
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